昨日はあれからスロージョギング1時間コースを走りきりました。苦しかったけど、体調は一気に上向きましたよ。ゲーリー・ピーコック症状も完治です。夕ご飯が美味しかった。
さて、久しぶりにジャム作りのお話です。
家内の実家が梨農園をやっていて、3月下旬になっても季節外れの大きな梨が残っていたもので、ジャムにしようということになって、フードプロセッサにかけたのが大間違いでした。梨に含まれる水分たるや尋常ではありません。ジュースにはなるけどジャムにはならない。仕方ないから、片栗粉を混ぜてゲル状にしたのです。4月になって、こんどは林檎をたくさんいただきました。実家では林檎もつくっているのです。
金柑ジャムでプロセッサ・ゲルと半割金柑を併用したのが奏功したので、林檎ジャムでもそうしたのですが、やはり失敗でしたね。梨ほどではないけれども、水が出るので片栗を使わざるをえなかった。ネットでレシピをみました。林檎は皮を剥いてスライスにするだけ。ただ、わたしは林檎の皮が好きなので、皮を剥きたくなかった。皮付きのスライスを煮込むのです。ざっとこんな具合です。
1)スライスをレモン汁(わが家ではシークワサ汁)と白ワインを絡めながらボウルに
ためていく。こうしないと、林檎がただちに変色します。
2)適当に砂糖をいれてラップで蓋をし、1時間置く。
3)ホーローびきの鍋に具を移し、水分がなくなるまでとろ火で煮込む。
これで完成。
鉄鍋でなく、ホーロ-鍋を必ず使いましょう。いつでもジャムは慎重に煮込むんですが、なにぶん仕事しながら、テレビを視ながらの調理になってしまうので、時を忘れてしまう。鉄鍋だと焦がしてしまう危険性が高いんですね。実際、1度目に林檎スライスを鉄鍋で煮込みまして、あわや大焦げ寸前。結果としていえば、プリンにかけるキャラメル状態になってしまいましたが、これが結構おいしかったりして・・・

家族によりますと、やはり林檎ジャムは皮を剥かなきゃいけない。だから、今回は皮を剥きました。しかし、
大根と同じように、皮をなんとか使いたい。考えにかんがえたあげく、浦沢直樹の「マスターキートン」(4月24日註:学生や家族によりますと、「美味しんぼ」の間違いではないか、とのことです)を思い出しましてね。イングランドのお話です。ある男が「母親のアップルティ」の味を探し求める一話があったはずです。林檎の「皮」なんですよ。美味しいアップルティを淹れるコツは林檎の皮なんです。林檎の皮(と芯)を水に浸して沸騰させ、茶葉の入ったポットに注ぎこむ。最高のフレイバーです。家族も感心してました。
「この酸っぱいの何? 砂糖入れたの??」
レモンも砂糖もなんにも入れてません。この甘さと酸味はすべて林檎の皮と芯からでたものです。生まれて初めて本物のアップルティーを飲んだ気分になりました。マスターキートンのアップルティというか、リンゴ・スターのアップルティというか、リバプールの風がリビングにながれたひととき・・・
つまみは2)のラップで蓋したジャムの具材。昨日は少し苺も混ぜてたんで、フルーツポンチ状態でして、これをつまみ食いしながら、アップルティを飲むと最高です。そして、一時間過ぎたころから、ジャムづくり。林檎には酸味も甘味もあり、素材とは比べものにならないほどアクセントの強いジャムに変身します。市販のジャムは甘すぎます。素材の甘さではなく、砂糖の甘さで凝り固まっていて、ゼリーで煮汁を固めている。自作のジャムは砂糖が少ないけれどもとろみはあり、自然な甘味と酸味がきわだった健康的な味がします。カリカリに焼いたパンに本当によく合いますね。
たかじんの腰抜け委員会 前夜仕込んだ林檎ジャムを頬ばりながら、たかじんの委員会を視ていました。
ヨナさん疑惑を話題にするというので、おぉぉ・・・うっ、ついにテレビでもこのタブーに触れるのか、と期待していたのですが、話題提供の玉木正之というスポーツライターは腰抜けだし、「広告代理店」とパネルに書き出しているかっちゃんにはまったくコメントが振られない。おそらく大編集がおこなわれたんでしょうね。それにしても、三宅某とか金某などの超保守的評論家どもは、毒入り餃子などの国際的政治問題になると、近隣諸国を大叩きするくせに、フィギュアスケートやサッカーW杯の結果は正当だという。馬鹿ですね。フィギュアスケートやW杯やオリンピックこそが国威発揚の道具であり、最高の政治的手段であるということに気付いていない。
テレビは駄目な媒体です。情けない。
- 2010/04/18(日) 15:37:41|
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