ザ・セクションのメンバーで最も評価が高いのは、おそらくリー・スクラーでしょうね。あの、なが~い白髭のお爺さんベーシスト。バイオグラフィをみると、セクションの活動が半ば休止していた時代でも、いろんなジャンルの有名ミュージシャンに呼ばれてアルバムやツアーに参加してます。シンプルながら、安定感のある良いベースを弾くからね。じつは、今日、松たかこのシングル『君となら』とライブの中古CDが2枚届いたんです。びっくりするぐらい安いですよ。で、『君となら』のおまけDVDをみると、アメリカでのレコーディング風景のなかに白い長髭を発見しました。だれがどうみたって、リー・スクラーだよね。
松たかこは十年来のファンです。歌よりも演技がはるかに上だと思っていたのですが、歌も上手くなったなぁ・・・『君となら』に目をつけたのは日本語バージョンの「500マイル」が入っているから。歌詞は
中川イサト版ではなくて、忌野清志郎版でした。こういう曲にリー・スクラーはうってつけですね・・・と書こうとしたら、「500マイル」の歌伴はギター1本でした。シンプルなギターにあわせて、松さん、しっとり唱ってます。とてもいい出来です。3曲のなかでいちばんいい。ギターは、素朴なアルペジオだけなんだけれども、音色がとても綺麗で、歌声によく合っています。
こういうバック・ギタリストは男冥利に尽きますね。あんなに綺麗な女優さんの歌伴ができるんだからね。なにより「500マイル」という曲の良さが分かる松さんが偉い・・・ということにしておきましょう。(完)
- 2010/04/28(水) 13:05:44|
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