
6月30日(水)。前日に網代入りし、S先輩のお宅で一泊して臨んだ田後の朝市取材では、いろいろな魚介類を見ることができた。
到着は午前8時。8時半から開始されるセリに備えて、さまざまな種類の魚や貝類が並べられていた。見たところ、アジやアゴ(トビウオ)・アワビ・イカ・アンコウ(↑図鑑で調べてみたところキアンコウらしい)・サザエ・カキ・メバル・ホウボウ・アコウダイ(?)などが・・・ほかにも、サヨリやダツ、離れたところの水槽にはスズキやヒラメ・ハマチ・マダイ・タコもいた。ちなみに、カスベと呼ばれていたエイはガンギエイで、近縁種が何種かいて、どれもよく似ていて見分けにくいらしい。市場ではそれらをひとまとめにしてカスベと呼ぶことが、図鑑を調べてみてわかった。
ぼくたちが市にやって来たとき、まだ準備中だったので、市場の方たちはせわしく動いており、ヒアリングはできなかった。セリに来た業者は、トラックで確認する限り、5社程度。
セリが終わり、ヒアリングしていると、売り物にならない小さな(手のひらサイズ)甲イカを分けていただけることに。ご丁寧に、イカの身と皮を剥ぐ作業まで教えていただき、実際に体験できた(ぼくはやらなかったが)。
図鑑で調べてみたところ、朝市にでていた魚をどのように調理したらおいしいかが書いてあった。カスベは、湯通しして酢味噌をつけたり、煮付けなどにすると非常に美味。スズキは夏が旬で、刺身(洗い)や焼き物、蒸し物がおいしい。アコウダイは煮付けや粕漬けが美味いらしい。メバルは春が旬で、主に煮付けや揚げ物などで賞味される。ホウボウは質のよい白身の高級魚で、刺身のほか、椀種や鍋物がおいしいらしい。キアンコウはどの部位も鍋がおいしいらしく特に肝臓が美味。以前は、西のフグに東のアンコウと、旨い鍋の代名詞のように言われていたが、最近は養殖フグによって、東方の形勢がやや不利となっている。
今回はここまでにしますが、まとめのときに他の魚のことも書こうと思っている。(環境マネジメント学科1年N.H)
- 2010/07/10(土) 00:40:54|
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