昨日、AMAZONから大量の書籍が届いた。いずれも「出雲」関係の図書である。注文したのは10月前半だったのに、校了間近になって、こんなにたくさんの本がやって来ちゃって、どうしようか思案にくれつつ眺めていたら、案の定、ある本のなかに「美保神社」の俯瞰写真を発見し、吉備津神社本殿の比翼入母屋造にも似た大社造本殿2棟並立の姿に目を奪われた。これを大社造本殿の代表例として納めなかったのはまずいと深く反省。せめて裏表紙ぐらいは飾れないものかと、深夜、編集部にメールを入れておいたのだが、今昼、箱根の社内旅行から戻った編集長のY女史より電話があった。彼女は、ケラケラ笑いながら、
「センセ、もう表紙は入稿しちゃって、ちょっとご勘弁くださ~い」
と、ほんとケラケラ笑いながら、あっさりわたしの申し入れを拒絶するのである。
なにせ、世の中に女ほど怖いものは存在しないから、こういう場合、楯ついてはいけません。引くときはひかないといけないのだが、こちらも、
「社内旅行のために、わたしを急がせてたのね?」
などと、ねちねち話を続けていたら、
「センセ、本文の白黒写真のどれかと差し替えるというのならなんとかなりますけど、・・・ただし図版番号が変わらないようにしていただきたいんですけど」
という妥協案を、またしてもケラケラ笑いながら、示すのである。
もちろん、それに乗りました。自分の執筆が遅れたのを棚にあげて言わせていただくと、やっぱりですね、社内旅行などというものを、こういう切羽詰まった時期にやるのがよくないわけです。
というわけで、いま美保神社の写真を手配しているところ。読者のみなさんで、「持っている」という方、至急ご連絡ください。デッドラインは来週前半。その写真が掲載された場合、新著を1冊贈呈させていただきます!
- 2005/11/26(土) 17:05:47|
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