いま2年生P研の主要メンバーが来室して、吉田・大城とミーティングしている。2年生は、茶室にあがる裏山の道ばたに「腰掛け待合い」を作ることになっている。かれらは、先週、八東の八頭森林組合まで出かけ、杉丸太を23本もらって返ってきた。ところが、建物の基礎は「掘立柱」とすることになっている。杉は水に弱く、地中に埋める「掘立柱」の基礎には不向きだ。もとは栗の木を用いることになっていたのだが、廃材となった栗では長さが足りないという。そこで、わたしが助け船を出した。栗の添束を地中に打ち込み(杭柱)、礎石上に杉丸太の通柱をたてて栗と結びつけることを提案したのである。要するに、「通柱・添束」構法を採用するわけだ。添束は同時に大引を支える床束にもなる。日本人が弥生時代から用いてきた高床建築の構法である。
あさってのプロ研では、仮組まで行こうと思う。
*12月1日、こうなりました。
1)添束を使って杉丸太の柱の仮組をした(2年&吉田&大城)

2)廃棄されたLANケーブルを使った編物(安藤&国谷)
- 2005/11/29(火) 19:51:01|
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