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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

原寸検査 -田和山から美保神社へ

 昨日、プロジェクト研究2&4で「腰掛け待合い」の仮組をなんとか終えて、ずぼんが泥だらけのまんま、利蔵とピエールを連れてスウィフトに乗り込み、松江に向かった。ホテルに着いたら、午後8時半。美保神社の写真を提供していただいた山村さんをずいぶんお待たせしてしまった。9時からようやく夕食。リバーサイドにある居酒屋で、初物の河豚を少しだけ食べた。鉄皮と白子。それから、おなじみの「木星」に移動。あの男色の京都のお医者さんは、もちろん居なかった。
 今日は、田和山遺跡に復元される大型掘立柱建物の原寸検査。設計を指導してきた立場からいうと、原寸検査は、非常に、非常に重要な工程である。図面はしょせん図面であり、模型もまたしょせん模型であって、原寸の建物とはちがう。実際に、木材を並べてみて、木割や細部を確認する原寸検査こそが、建物の運命を定める最後の機会であり、どうしてもナイーブになるものだ。今日は、じつにスムーズに検査が進んだ。一年前の初年度は、木材がすでに加工してあり、細すぎる材をいくつか発見して、「差し替え」を要求したりして、けっこう大変だったのだが、その経験を踏まえて、今年は太めの材をそろえており、これらの材を削りこめば、ちょうどいい寸法になるだろう。

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 午前中で検査は終わり、あまった時間に高校訪問をしてまわった。こんな時期に高校訪問しても、遅すぎて意味がないというご批判を頂戴しそうだが、じつはそうでもない。とくに普通科の進学校では、いよいよセンター試験や一般入試に臨むわけであり、ここで大学の選択が決まる。最後の一押しとしてはまさに肝要な季節なのである。

 そして、夕方、島根半島を東に向かって車を走らせた。めざすは美保関の美保神社。松江市内から一時間近く走って、境港よりもさらに東にある半島の端っこに鳥居を発見した。出雲国風土記の国引き神話によると、能登半島の都々の地を引っ張ってもってきたという岬である。すでに日は暮れていたが、美保神社の威容に圧倒された。まず規模が大きい。「比翼大社造」とよばれる本殿はもちろんのこと、拝殿や社務所などの諸施設の意匠がことごとく秀逸だ。なんで、こういう神社を見落としていたのか。1枚だけでも新著に写真を掲載できたことは、まことに不幸中の幸いであった。暗くていい写真が撮れなかったので、必ずもういちど参拝に行きます。
 じつは、明日が有名な「諸手船神事」。かの山村カメラマンは毎年に撮影に行くのだそうだ。明日は凄いだろうな。山村さんを羨ましいと思いながら、米子から奈良への帰途についたのである。

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田和山の山頂

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  1. 2005/12/02(金) 23:55:30|
  2. 史跡|
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