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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(ⅩⅩⅩⅦ)

縮図100928001


四苦八苦の断面実測

 9月18~22日にかけて、土層断面の線引きと実測をおこないました。16、17日と先生が断面図線引きのお手本を見せてくださったので、見よう見真似で断面に線を引き、実測していきました。
 さて、実測をおこなう際、断面に水平な水糸を張ります。これにはオートレベルとスタッフを使うため、基本2人一組で作業をおこないます。パートナーと担当断面は以下の通り(数字は上の図面と対応)。

  エアポート&武蔵 :①、③、⑨、⑩、⑬
  轟&部長     :②、⑥、⑦、⑧、⑭
  きっかわ&タクオ :④、⑤、⑪、⑫

 壁の線引きには、ガリ(マンジュウ)と五寸釘(または測量鋲)を使いました。作業初日、まずはこれらを使いこなすのに一苦労。マンジュウで壁を整えていくのですが、マンジュウが樹根に引っかかって周囲の壁が崩れたり、釘で壁に線を引くも、クッキリとした線が刻めなかったりと、散々・・・また、トレンチによっては壁がもろく、線を引くたびに壁土が落ちてくるところも。ようやく道具に慣れてきたかと思うと、今度は各々の手に持った五寸釘がピタリと止まって動きません。土層の境はいずこ。先生がおっしゃるには光の加減やその日の地面の含水量によって土層の見え方が変わるそうです。何度も断面に近づいたり離れたりして土層の境を探しました。ふと、先生が検出の手本をみせながらおっしゃられた一言があたまをよぎります。

 「この作業が発掘調査で一番シビアなんだ」

 そのときは単にそうなんだと思っていましたが、いざ実践してみるとその言葉が骨身にしみます・・・。

IMG_0320.jpg

 初めての断面線引きは想像以上にてこずりました。でも、一つひとつが勉強です。苦悩しながらも徐々に作業に慣れ、なんとか実測を進めていきました。崩れやすい壁には、試行錯誤の末、まずは釘で浅く線を引き、土層の変化があるところに(焼鳥の)竹串を打って識別することに。意外にもこの竹串作戦が学生の間で大ヒット。線を引いたあと実測をする際、土層の特徴が一目瞭然なのでスケッチがスムーズにおこなえるとか(↑)。気づけば、どこのトレンチにも竹串の山また山・・・
 しかし、20~22日目と雨が降ったり止んだりの天気が続き、断面の線引き&実測作業は遅々として進まず、完成した実測図はわずか7箇所。23日までに完成するという目標が達成できなかったのはつらい結果です。夏休みも残りあとわずか、早急に完成させねば。(Mr.エアポート)

土層断面図001
↑断面実測図(エアポート作) ※先生のチェック前

  1. 2010/09/28(火) 19:56:33|
  2. 史跡|
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