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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(ⅩⅩⅩⅧ)

C区石列トレンチ


後期ガイダンスの日に

 9月23日(木)は雨のため現場での作業を中止しました。1日だけ参加予定だったN教授はひどく残念そう・・・翌24日(金)に作業再開です。この日は大学の後期ガイダンスのある日です。とうとう夏休みが終わり、新学期が始まりました、とほほ・・・全員がガイダンスに出席するため、午前は4年生組、午後は院生組と、交代で現場に上がることにしました。

 午前に上がった4年生組ですが、13時のガイダンスに向けお昼の12時には作業を切り上げ、大学に戻らなければならないのですが、事件発生。なんと図面の入っている鞄を大学に忘れてしまい、作業開始時間が大幅に削られてしまったのです。手早く断面実測の作業をおこなわなければなりませんが、生憎の雨模様で作業が進みません。それでも武蔵くんが担当していた謎の安山岩盤を含む「⑨D区北壁」の実測図面が完成し、注記の作業に移れることとなりました。一方、轟は実測が遅れているため、急がねばなりません。

 午後から現場に上がることになった院生組も自分の担当する断面の線引き及び実測をおこない、「⑬すり鉢風トレンチ」の実測が完成。こちらも注記の作業に移行できるようになりました。ここは土層が4層に分かれており、中央に穴が残っていて、その底部には平坦な石が見えます。礎石を据え付けたり、抜き取ったりした穴なのでしょうか。一方はじめて、部長さんが自分の担当である「②C区北壁」の断面に途中まで線引きし、次回に実測がおこなえるのでしょうか。

 そして、N先生が担当される予定であったC区南側に並ぶ石列よりさらに南側の掘り下げを先生がはじめました。この石列は見事な並びをみせていますが、元位置のものがどれで、動いているものがどれなのかを確認する工程です。下層から安山岩のような石がゴロゴロ出てくるのですが、まだ完全に掘り下げたわけではないので、元位置にあるかどうか分かりません。(轟)

  1. 2010/09/29(水) 23:10:23|
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