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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

遥かなまち、くらよし探訪(Ⅸ)

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修理現場の見学

 10月6日(水)。倉吉探訪スタートです。すでに授業も始まり、夏休みのころのように一日中調査には行けませんが、この日も授業が終わるのを待って倉吉に出発。短い時間ですが調査に行ってまいりました。
 本日は看板建築の修景を見学させていただけるという事で、倉吉市文化財課のSさんとご一緒に伝建地区へ。そこで1棟の看板建築と2棟の建物の修理を見学させていただきました。その一つに公民館を修理しているところがあり、施工業者の皆さんのご好意で修理作業の内容を説明をしていただけることに。根継ぎや金輪継ぎなどで、なるべく古い材を残したままの修理を行っていました。建物全体をジャッキアップし、継ぎ手を行う。部材は全て現場で加工する。「古い部材を残しながら修理を行うのは手間もお金もかかる。加えて、重要文化財などと比べて、重伝建地区の建物には修景などへの規制が少ないため、古い材などの保全ははかられないケースもある。しかし、倉吉においては、こうした保全を重視している」と、Sさんは熱く語って下さいました。この現場は、7日(木)にもプロ研の2年生を連れて、もう一度現場見学をさせていただきます。

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 見学を終えた一同は現場のみなさんにお礼を言い、次の目的地「土蔵蕎麦」へ。しかし、美味しい土蔵蕎麦を食べるためではありません。現在、土蔵蕎麦では「ふるさとモノクロ展覧会」が開かれており、倉吉の古き良き時代(昭和)の写真が展示してあるということで、昭和レトロ街の構想を練っている私達が行かない理由はない! 展覧会にお邪魔させていただきました。
 そこで幸運にも主催者の方々にお話を聞かせていただけることに。昭和の風景が記載されている本や、こんど開かれる県の展覧会の話など、今後研究の役に立つ情報をいただきました。皆さん、ありがとうございました。
 さて、プロジェクト研究に使う資料を作成する必要があるため、本日はこのへんで。Sさんにいただいた資料を片手に帰路につきます。
 いきなりお邪魔したにも関わらず、親切に接して下さるみなさんの優しさが心にしみます。みなさん、本当にありがとうございました。「優しいまち、くらよし探訪」でした。(武蔵)

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  1. 2010/10/09(土) 13:28:48|
  2. 景観|
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