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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(ⅩⅩⅩⅩⅨ)

IMG_0275.jpg


2つの地山確認トレンチ

 10月5日(火)。この日の作業は以下の通りで、各々が分担して作業を進めていきました。

  1:礎石位置をトランシットで測量
  2:「C区南壁」の断面作図
  3:B区L字トレンチ南壁
  4:C区西壁突出トレンチの深堀り

 B区L字トレンチの中央部のレベルをとり、地山の確認のため半割りしナオキさんが掘り下げていきました。凝灰岩が混じった整地土がかなり固いため、なかなか作業が進まず、思いっきりマンジュウを入れると周辺の凝灰岩などが整地土とともに砕けてしまうのですが、凝灰岩盤のまわりからオレンジ色の地山と思われる層が出てきました。しかし、いきなり一気に掘り下げることはできないため次回からはこの層を追っていくことにします。無事、岩盤に到達できればいいのですが...
 そして前回先生が線引きされた「C区南壁」↓の断面作図をおこないました。見たところ、この断面はところどころに穴(撹乱?)の落ち込みがあり、山側の斜面に向かうにつれて激しくそれが見られました。

IMG_0242.jpg

 上の作業と併行して、トランシットで上層と下層の礎石の位置を計測。石の3~4点をとっていき、礎石の写真の撮影していきました。実測図が正確ならこんな作業は必要ないのですが、なにぶん初心者ばかりが平面実測したばかりに、つなぎ目でずれが判明しており、重要な遺構をトランシットで測りなおし、誤差を修正することになったのです。しかし、この日も雨が降ったり止んだりと、石の多さでこの日はA区のみの計測となりました。この作業は建物の平面をまとめるにとても重要な作業なため、早めにおこなわなければなりません。いずれ遺構内の生きていると思われる重要な礎石のポイントをすべておさえ、発掘区外に見られる礎石状の石も計測していかなくてはなりません。

 そしてC区西壁を山側に延長した「C区西壁突出トレンチ」の平面を実測・レベル測量し、掘り下げる準備ができました。ここのトレンチでは地山となる凝灰岩盤を目指し、以前掘り出した山の斜面の凝灰岩の岩盤らしきものとの繋がるのかを確かめるために掘り下げることになりました。トレンチは斜面となっており、土を掘る量が多いため地山確認まで時間がかかりそうです。(轟)
  1. 2010/10/11(月) 16:34:38|
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