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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

遥かなまち、くらよし探訪(Ⅹ)

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ようこそ、遥かなまちへ!

 10月7日(木)。本日はプロジェクト研究2の第2回授業日です。P2メンバーのふたり、Nさん&Kさんは、授業として倉吉を訪れるのは初めて。いつも以上に賑やかな車内となりました。
 倉吉到着後は、まず昨日も見学させていただいた重伝建地区内建物の修復現場へ。根継などの古材を残す手法について再度詳しくお話を伺うことができました。そのままみんなで重伝建地区を歩きつつ、一行の足は倉吉市市役所へ。文化財課にて、Sさんに今後の「看板建築修景」事業の進め方についてお尋ねするのが主な目的です。
 看板建築の修景については、どこまでやれるか、まだまだ未知数ですが、ひとまず建物の実測までの道筋はなんとか見えつつあります。じつは実測初挑戦のわたしたち…先生、先輩方、ご指導どうぞよろしくお願い致します! でもまずは、教本片手に勉強していこうと思います。
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(左:工事現場見学 右:観光課にて)

 そのあとは、Sさんのご紹介により、倉吉市産業部商工観光課へ赴き、「遥かなまち観光係」のSさんに倉吉市の観光事業についてお話していただくことに! 現在の「遥かな町へ」に関する観光事業を調査することは、昭和レトロ街構想に向けての基礎研究の1つです。赤瓦、『遥かな町へ』関連の取り組み、レトロ探索など、現在おこなっている観光事業について、幅広くお話を伺わせていただくなかで、「倉吉市の魅力」をあらためて考えさせられました。Sさんは倉吉を、観光地としての魅力だけでない、「生活の匂い」が残る落ち着いたまちとして、もっともっと全国に発信していきたい、と語ってくださいました。
 また、「レトロ」はどの時代をターゲットにしたものなのか?という話題にもなり、倉吉市では。だいたい江戸~昭和など広く設定しているが、時代というより、「今はもう見られないもの」「懐かしいと感じてもらえるもの」ということを重視しているとのことでした。わたしたちが目指しているのは「昭和レトロ」をテーマとしたまちづくりですが、「失われつつあるものを保存し、まちの財産にする」という基本の考え方はどちらも同じ。現在の観光事業とリンクして、より倉吉の魅力を発信できる構想になれば…と思います。

 文化財課Sさん、ならびに、観光課Sさんには、貴重な御時間を割いていただき、本当にありがとうございました。


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 観光課をあとにしたわたしたたちは、アーケード街があった本町通りへ向かいました。タクオさんの「倉吉再興」(火災で焼失した町家群の復興計画研究)(記事冒頭写真)について伺ったり、まちを歩きながらぽつぽつ倉吉の特徴について話をしたり、「倉吉レトロ記念館」を見学(上記写真)したり…。今日はあわただしく動いたこともあり、プロジェクト研究2のふたりのメンバーに、まだまだうまく表現できていないようなことがあるような気がしていて、しかししかし、来週ももちろんみんなで倉吉です。限りある日数をフル活用するためにも、心残りだった部分は次に全部伝えて、研究に邁進していきたいと思います。

 さてさて、鳥取への帰路につく……前に、みんなでジェラートをいただきました。今回のみんなのオーダーは、モンブラン、紫芋などなど、季節感満載。食欲の秋を堪能してきました。タクオさん、ごちそうさまでした!(きっかわ・ドゥンビア・どんべえ)
  1. 2010/10/14(木) 10:11:19|
  2. 研究室|
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