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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(ⅩⅩⅩⅩⅩⅡ)

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雨の中の地表面測量&スケッチ

 10月9~11日は3連休ですが、発掘調査はまさに稼ぎどきです。地表面測量、岩陰周辺のパノラマスケッチ、トレンチの部分深掘りを併行しておこないました。現場に雨男がいるのか、はたまた晴男が去ってしまったからなのか、この連休は半分が雨にたたられました。

 9日(土)。朝から雨が降り、しばらく雨雲とのにらめっこが続きました。昼過ぎに小雨になったので、現場に上がりトレンチにたまった雨水を排出。8日に、遺構全面にブルーシートをかけたのですが、シートの下まで浸水しており、トレンチは満水状態でした。この日は、水抜き作業だけでずいぶんと時間がかかりました。
 10日(日)。なんとか天気が回復し、朝から作業を開始。この日は、地表面測量、岩陰周辺のパノラマスケッチをおこないました。この地表面測量は、建物の平面復元にむけて正確なデータを取るのが目的です。トランシットを使い、調査区内外の礎石と思われる石や地形を測量していきました。8日にA区の測量が終わったので、この日はB区からスタートし、石の座標を押さえていきます。パノラマスケッチは、前回と同様に岩窟の下に並ぶ石仏や木彫仏、五輪塔を連続立面図風にスケッチしていきました。午前中は暖かい日差しのなか、順調に作業していたのですが、昼を過ぎたころに突然の雨。雨は次第に強くなり、ついには土砂降りの豪雨&濃霧。あまりの天候に、この日の作業を中止しようかと考えたのですが、この雨のなか、山道を下るのも危険と判断し、しばらく現場で待機することに。その後も雨はやむことなく降り続け、時間ばかりが過ぎていきます。このままでは予定していた作業がまったく進みません。痺れを切らした私たちは、ポンチョをかぶって雨の降る現場に繰り出しました。幸いにもパノラマスケッチは岩陰の下なので、雨が降っていても問題なくおこなえました。この日は雨のなか夕方まで作業をおこないました。地表面測量は調査区内のすべての礎石位置、トレンチの座標をおさえました。明日は調査区外の石や地形を測量していきます。

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 11日(月)。この日は一日中天候に恵まれ作業は順調。昨日に続き、地表面測量、パノラマスケッチをおこないました。タクオさんも午前中現場に上がってこられ、担当しているトレンチの深掘りと断面の線引き&作図をおこないました。この日でとりあえずⅡ区加工段(平坦地)全面の地表面測量は完了。あとは測定した座標をパソコンに打ち込み、後日作図していきます。これによって、建物の平面が浮かび上がってくれれば万々歳。作図作業には、まだしばらく時間がかかりそうですが、今から期待に胸が膨らみます。なお、Ⅰ区の斜面に見える石ついては、斜面に生い茂る木が邪魔をして測量できなかったので、後日ベンチマークを新たに設置して再チャレンジしたいと思います。

 雨の日の現場は、思うように作業がすすまないので非常に厄介です。連休明けの一週間は、なんとか晴れの日が続いてほしいものです。(Mr.エアポート)


  1. 2010/10/16(土) 01:22:21|
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