「遥かな風景」を探して プロ研4第3週目の14日(木)は、先週に引き続き、午後いちで倉吉へ向かいました。鳥取出身の漫画家、谷口ジローの『遥かな町へ』に出てくる風景を求めて、まずは打吹山の山登り・・・「山登り」と言われ想像していたのは険しい道でした。しかし、漫画をもってその風景の場所でシーンを真似て写真を撮りながら歩いていると、楽しさの方が勝っていました。漫画に出てくる風景が本当に残っていて、事前に話は聞いていたので分かっていたにもかかわらず、とても感動してしまいました。
撮影の終盤、主人公が倒れてそのまま過去にタイムスリップするというシーンのお墓にやってきました。先生が「倒れるシーンをやってみよう! ここは重要なシーンだから」とおっしゃって、「作業着だからちょうどいい」と、自らその役をかって出られました。墓地ではなかなかシーンにしっくりくる場所がなかったですが、漫画を見ながらみんなで探し、「ここら辺でこういう角度はどう?」などと言いながら、それらしい写真を撮ることができました。

最後に、主人公の家、松島洋服店に行きました。今その家に住んでおられる奥さんのお友達にも協力していただき、家の前で人通りのあるシーンを撮影することができました。
撮影後、倉吉の町を歩きながら看板建築について先生に教えていただいたり、4年生の卒業研究で修景・設計する建物をみたりしました。

また、まちを歩いていると、通りに昔懐かしの駄菓子屋さんがあり、みんな誘われるように入っていきました。そのままひとりずつカゴを手に持ち、買いにきていた小学生と一緒になって駄菓子を選びました。昭和30~40年代に子供だった先生も、平成以後に子供たっだ私たち学生も、「懐かしい」と感じるものは同じで、みんなが想い想いに買い物を楽しむことができました。
その後、先生がおいしい鯛焼き屋さんに連れて行ってくだいました。このお店もまた昭和レトロの匂いがぷんぷんします。白い鯛焼きは熱いうちがおいしいらしく、私たちはアツアツをいただきました。それから、たこ焼きもごちそうになりました。たこ焼きの残り2つはジャンケンで勝った人、負けたらブログ。私は一発で負け、ブログ係になってしまいました。そういえば、前回のプロ研「ジオパーク・トレッキング」
第2回でもジャンケンに負けて一番はじめにブログを書いた気がします・・・
今回足りなかったのは、小道具。実際の登場人物が来ている様な洋服や学生服、かばんなど、少しでも漫画のシーンを忠実に再現できた方がいいので、次回は用意したいと思いました。(建築・環境デザイン学科2年N.N)
- 2010/10/18(月) 22:36:04|
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