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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」発掘調査日誌(ⅩⅩⅩⅩⅩⅦ)

掘り下げと作図

岩盤は続く

 10月15日(金)。B区・D区で掘り下げ、A区で断面作図・注記など、さらにⅢ区の平面実測をおこないました。

 昨日掘り下げ始めた「B区長形大土坑集石遺構縦断トレンチ」では、長形大土坑から凝灰岩盤が続いていることがわかったため、今日は集石遺構付近でエリアをひろげてみることになりました。すると、拡張した部分でも凝灰岩盤が面的に連続しています。その横では轟くんが長形大土坑側から断面の線引きと作図を進めていきました。一方、13日に設定した「D区北壁突出トレンチ」もエアポートさんが掘り下げをおこないました。安山岩はいったい何なのか、元位置にあるのか、動いているのか、の確認です。ひょっとしたら、下層礎石が反転したものかもしれません。

 B区凝灰岩盤 C区安山岩盤
左:集石遺構付近の凝灰岩盤  右:D区北壁からのびる安山岩盤

 「A区L字トレンチ北壁深掘り」では、昨日半分ほど部長が作図したので、その残りを引き続き作図。また、深掘りの東端部分はまだ下げきれていなかったため、作図の横で同時にきっかわさんが掘り下げていきます。途中、土器が2点(一つは土師器)見つかり、そのままでは掘れないので、取り上げもおこないました。先生は午前中、「A区礎石落とし穴」と「A区炭入土坑」の注記をおこないました。しかし、両方とも穴の底まで掘り下げられていなかったので、部長ときっかわさんは午後からそれぞれの掘り下げをおこなうこととなりました。さらに、炭入土坑は注記の際によく見ると、穴の切り合い関係が逆になっていることもわかったので、その部分の修正もすることに。落とし穴はそれほど穴も深くなかったため、今日の作業終了までには断面への描き入れと平面図の修正も終わりました。

 午後からは人数も増えたので、さらにⅢ区の平面実測、A区L字トレンチ北壁深掘り東端の掘り下げもおこないました。先生は「A区井戸北壁」の注記作業へ。しかし、以前の図面をコピーしたものに作図した断面図を使用したため、2時間かけて注記が終わった図面は修正した土層の線と文字が乱れ飛んで、見えにくいものに。先生もふらふらです。いつものことですが、学生の土層図をチェックするとき、先生は・・・

  「なに、これ・・・全然みえてない・・・わかってない・・・
   あぁぁぁぁ~~発狂しそうだ・・・」

などと独り言の連続です。それを聞いている学生は冷や汗タラタラ。今回の図面はとくにひどかったようで、結局、翌日エアポートさんが作図し直すことになってしまいました。
 明日も引き続き掘り下げや掃除、作図のやり直しなど様々作業がありますが、アルケオロジーの一年生たちもやってきます。効率よく作業を進めながら一年生のサポートもできるよう、作業の振り分けが重要な一日となりそうです。(部長)

A区炭入土坑
↑A区炭入土坑は二つの穴に分かれることが判明した

  1. 2010/10/20(水) 10:45:02|
  2. 史跡|
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