実測調査、三時間奮闘記! 気が付けばもう10月20日(水)。今回は魚町にある「看板建築」の実測調査にやってきました。メンバーは、実測にビビリまくりの武蔵ときっかわ、そして監督のエアーポートさんのあわせて三人。かなり空気が重いです。じつは、前夜(19日)先生から「二人がかりで3時間やって平面図・断面図をとり終えれないなんてASALABじゃありませんよ!」……と言われ、実測初心者のきっかわさんはドキドキ。そして、インターンシップ先で「実測が遅い」と怒られていた私はハラハラ。なにやら悪い予感がしてなりません。
そして現場に到着。倉吉市文化財課の方に鍵を開けていただき、時間がないので早速実測に取り掛かります。建物は、前回お話させていただいたように元洋服店。母屋の一階を店舗、二階を作業場として使っていたということで、かなり改装されています。
実測の担当は断面図が武蔵、平面図がきっかわです。前日に『民家のみかた調べ方』で勉強し、先輩方が描かれた図面も一通り確認したんだから大丈夫! はりきって実測に入りますが、いざ作業にかかると思い通りにはいきません。最初は勉強したとおりに地面や柱から書き始めますが、時間はどんどん過ぎるばかり。経験のある門の断面図とは違い、スケッチもなかなか上手くいかずパニックです。一方、きっかわさんはというと……やっぱりパニックでした。ですが、図面を見てみると意外に出来ているようす。とにかくやらねばと、私も半べそをかきながら必死で描き込んでいきます。
しかし、時間はあっという間に過ぎ実測は終了。こんなに早い3時間は初めてです。後片付けの前に自分が描いた実測図を見返してみると、うーん。なんのことだか分かりません。完成してませんし。エアーポートさんに見せても「……うーん。」ごめんなさい。それでも、補足調査をおこなってCADでおこせば断面図になることを願います。本日の反省点は、「実測の勉強をする前に建物の構造を勉強すること。」他にもたくさんと言いますか、なにからなにまで反省点だらけですが。でもこれで実測終わり!なんてことにはなりませんし、研究テーマである「レトロ街構想」においても、町家や「看板建築」の実測は必ず必要になってくると思うので頑張ります。終わり良ければすべてよし。と、なるように一歩ずつ前に進んで行きます。(武蔵)
- 2010/10/24(日) 02:43:39|
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