
大阪府立弥生文化博物館より『邪馬台国 -九州と近畿』展の図録が送られてきました。大阪府立弥生文化博物館と九州国立博物館が連携して展覧会を開催中でして、研究室にも纏向遺跡大型建物復元CGの転載依頼が数ヶ月前にありました。先生は少々悩まれていました。「復元建物」がこれまでいろいろトラブルの種になってきた経緯があり、基本的に復元図は他者に提供しないことを原則としておられるからです。じっさい、青谷上寺地の復元CGも、鳥取県・市の依頼以外は転載を許可されておりません。しかし、本図録には、纏向遺跡に関わる2枚の復元CGが掲載されています。『
季刊邪馬台国』のように悪質な特集でもなく、学術的に重要な展示だと判断されたのかもしれません。ちなみに、復元CG2枚は図録の第2章第3節「女王をとりまく社会-近畿-」(p.50-51)に掲載されています。
『邪馬台国』展は大阪・福岡で時期を分けて開催されます。現在、大阪府立弥生文化博物館で展示中であり、九州国立博物館では年明けからとなっています。以下に展覧会の概要を掲載いたします。鳥取に住む自分たちが行ける余裕はおそらくないでしょうが、展覧会の成功を心よりお祈り申し上げます。(タクオ)
---
展覧会
『邪馬台国 九州と近畿』 主催:大阪府立弥生文化博物館、九州国立博物館、朝日新聞社
大阪会場:大阪府立弥生文化博物館 特別展示室
会期:平成22年10月9日~12月12日
九州会場:九州国立博物館 4階文化交流展室関連第3室
会期:平成23年1月1日~2月20日

↑図録のCG掲載ヶ所です
- 2010/12/02(木) 00:25:28|
- 未分類|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0