先週の月曜日、ちょっとした悪さをしでかしたものだから、罰があたって、歯の詰物が取れてしまった。製図室に差し入れしていたミルキーに手をだしてしまい、くちゃくちゃ噛んでいたら、上の歯の詰物がミルキーにくっついてしまったのである。
で、今日は京都の川口歯科まで治療に行った。なんで、京都の歯医者さんなのか、というと、学生時代からずっとお世話になっているからである。その学生時代、大学の近くのI歯科に通ったところ、治療がものすごく荒っぽくて激痛が走り、以来、歯医者という存在に恐怖心が宿ってしまったのだが、姉が『壮快』という健康雑誌の別冊に「全国で評判の良い歯医者600」のリストが掲載されていることを教えてくれた。血眼になって京都市内の歯医者を捜したところ、わずか3軒しか「評判の良い歯医者」が載っていない。その3軒のなかで、最も大学に近かったのが、二条室町西入ルの川口歯科であった。いや、川口先生は評判どおりの名医です。もう25年ぐらい、お世話になっているから、わたしにとって川口先生は、まさにホーム・デンティストなのです。
じつは、二条室町に通うもう一つの理由がある。地下鉄で下車する御池の脇のビルに美味い蕎麦屋があるからだ。ここの蕎麦屋は、辛み大根のおろし蕎麦が有名で、その辛さたるや尋常ではない。極辛のカレーを食べるときと同様、冷水を横において、それをおかわりしながら、おろし蕎麦をすする。顔の半分が麻痺するほど辛いのだけれども、杉本彩が言うように、刺激のない人生なんてつまらないから、刺激のある食べ物は美味しいのである。食後、胃腸の全体がタカジアスターゼに洗い清められた感触に包まれる。体の中の汚物をすべてお掃除してくれたような食後感がたまらないから、今日もまた治療後に食べようと決めていたのだが、治療の途中で方針転換を決めた。
治療があっさり終わったため、間に合わないであろうと思われていた夕方5時のスーパー白兎に間に合うだろうと判断し、タクシーの運転手をせかしたら、ほんとうに間に合ってしまった。いつものスーパー白兎で、大雪にも拘わらず、わずか10分遅れで郡家駅に着いた。辛み大根のおろし蕎麦をあきらめたことで、2時間はやく鳥取に戻ってくることができたのである。
- 2005/12/19(月) 22:22:09|
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