禅の教えでは、日々の生活すべてが修行であるから、「雑役」などいう行為は存在せず、座禅や読経のほか、食事の準備も洗濯も掃除も就寝もみな修行であって、これを「作務(さむ)」と呼ぶ。
先週おとずれた永平寺では、冬の雪かきが大変なようで、「雪作務(ゆきざむ)」という修行名が与えられている。昨夜の雪かきは、我ながら「雪作務」というにふさわしいものであった。大学から田園町に戻ると、宿舎の前の道路は除雪車のおかげできれいになっているのだが、その反面、路肩に高さ50㎝以上も雪が積み上がっていて、車が駐車場に入れない。深夜1時のことである。固くなった雪のかたまりを、ショベルで黙々とかき分けるのに、半時間を費やした。自転車に乗れないで運動不足に悩む身としては、「雪作務」に感謝しなければならないだろう。
まさに、日日是修行。
今日は雨が降っている。雨が雪を溶かしてくれればいいが、深夜になると、凍結の恐れがある。
- 2005/12/20(火) 13:26:32|
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