
島根県は古事記編纂1300周年を記念して、平成24~25年度に東京・京都国立博物館、古代出雲歴史博物館で出雲大社の歴史を含む企画巡回展示を計画している。この展覧会に出陳する出雲市青木遺跡の復元模型に含まれる神社関係建築群の設計依頼が昨年末にあった。すでに本学で1月14日、古代出雲歴史博物館で2月14日に打ち合わせしている。さらに4月8日に田和山遺跡の竣工検査を終えたあと、島根県古代文化センターに立ち寄り、設計側に対するスピーチを依頼した。
4月23日(土)午後2時すぎに島根県のM氏・H氏が来学され、研究室のメンバーにむけてご講演いただいた。聴講者は学生だけでなく、復元設計に取り組むOB4名も加わり、さながら同窓会のような雰囲気のなかで、青木遺跡に係わる考古学・古代史の最新の見解をご披露いただいた。
青木遺跡は古代の神社遺跡であることが確実視されており、今回の復元では8世紀後半を想定して、検出された8棟の建物跡のほか、Ⅰ区とⅣ区の間に通る道路(未発掘地)でも2棟の建物を仮想して復元することになった。合計10棟の建物を復元するのである。この日の講演を聴いて、学生およびOB諸君は青木遺跡の概要を知り、それぞれ担当する建物の特徴を理解できたであろう。さっそく、このゴールデン・ウィークには、各自が担当する建物のラフな図面を描くことになった。
これから先、このプロジェクトの進捗をお伝えできるか、はたまた内密に作業を進めていくかは分からないが、来年の展覧会がいまから楽しみではある。
島根県のMさん、Hさん、遠いところまでご足労いただき、たいへん貴重な情報を丁寧かつ詳細に説明していただきまして、まことにありがとうございます。
研究室一同、がんばります!

前夜、大覚寺の寓居でひさびさDVD『タカダワタル的』を視て、若者たちは刺激をうけてしまい、「ザ・サンバースツ」が結成されました!?
上のギター2台は早くも大学に持ち運ばれましたよ・・・
これぐらい、さらりとこなして頂戴よ!
- 2011/04/26(火) 00:00:41|
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