fc2ブログ

Lablog

鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

『鳥取県の考古学』第1巻に図版提供!

 鳥取県埋蔵文化財センターより『鳥取県の考古学 第1巻 旧石器・縄文時代』が刊行されました。全ページカラー刷りの一般向け概説書です。本書の「19 くらしの風景-住む-」に図版を提供しました。39ページに、御所野遺跡の中型住居復元パースと智頭枕田遺跡竪穴住居復元模型の写真が掲載されています(↓)。枕田の復元模型は4期生のケンボーが2007年度の卒業研究で制作したものです。懐かしいですね。
 

図書情報

 書 名: 鳥取県の考古学 第1巻 旧石器・縄文時代
 編 集: 鳥取県埋蔵文化財センター
 デザイン: 勝美印刷株式会社
 印刷所: 有限会社 蛍光社
 発行日: 2011年3月31日
 ページ: 全68ページ

 本書の詳細は、鳥取県埋蔵文化財センターのHPをご参照ください。


 03考古学第1巻01表紙 03考古学第1巻01模型
↑画像をクリックすると、画面が拡大します。





縄文の音楽?

 縄文時代の楽器については「笛」と「琴」まではみとめられているようだが、「鼓」の存否について意見が分かれている。例の有孔鍔付土器の問題である。長い研究史があり、果実酒の酒造具とする説が有力視されているが、土取利行は太鼓説を主張して、自らその演奏を実践してきた。土取は元々フリージャズのドラマーで、ミルフォード・グレイブスを師と仰いでいた。京都の西部講堂で二人のドラミングをみたことがある。太極拳のようなドラムとダンス(体操?)だった。
 有孔鍔付土器の太鼓説は否定的な評価をうけているらしい。たとえそれが楽器でないにしても、パーカッションがどんな時代に存在してもおかしくはなかろう。思い出すのは、銅鼓の起源説だ。鍋をひっくり返して叩いたのが銅鼓の始まりだという説はかなり魅力的だとわたしは思っている。音が出るものは、なんだって打楽器になりうるからね。
 音楽に、弥生と縄文でちがいがあったのかどうか。さっぱり分からない。だれか教えてください。




デレク・ベイリーについては、いずれゆっくり論じたい。わたしは、このギタリストを尊敬しています。

  1. 2011/04/27(水) 00:00:05|
  2. 建築|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<めぐり逢えてよかった | ホーム | 青木遺跡ジオラマ -古代神社建築復元設計プロジェクト(Ⅰ)>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://asalab.blog11.fc2.com/tb.php/2568-774ac5a2

本家魯班13世

05 | 2023/06 | 07
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Search