
末っ子は年初から毎日のように就職活動をしている。だからというわけでもないのだけれども、 GWの最終日、家内が父兄懇談会に行きたいと言い出した。息子はヤな顔をした。気持ちはわかる。しかし、仕方あるまい、と開き直って、両親のPTA出席を容認した。
世間の皆様はご存じないかもしれませんが、いまは大学にも父兄懇談会というものが存在するのです。国立大学は知らないけれども、少なくとも私立大学で父兄懇談会をやっていない大学は(ほぼ)ないでしょう。わたし自身、秋になると、1~2度大学もしくは大阪の会場で、担任をしている学生の親御さんと面談してきました。だから、エアポート君のご両親も、きっかわさんのお母さんもよく知っています。いちばんおもしろかったのは、ヒノッキーのお母さんですね。昨年、摩尼寺奥の院で発掘調査している最中に来鳥され、懇談会の席で「娘が山にいる」ことに大変心配されていた。「では、山にあがってみませんか」とお誘い申し上げたところ、「えぇ」とのことで、二人して現場まで登山したのでした。
というわけで、この5月15日(日)、「父母の一日大学」という催しに、のこのこ出かけてまいりました。この日はJリーグの開幕記念日であると同時に、息子の誕生日でもあったのですが、夜は野暮用で「誕生会の外食をしない」ことになりましてね。まぁ、いろいろあるわいね。その代わりに、かれは車を運転して千里の「かんだい」まで連れて行ってくれました。千里の環境大学じゃありませんよ。環境大学の略称は「かんだい」ですが、関西にある「かんだい」であります。高速を使ったら一時間かからなかった。患者が定期的に通っている吹田の国立病院と非常に近いことが分かりました。車中、どういうわけか、住宅産業のことをいくつか質問されましてね・・・・


午前の「(全学)総会」はハナからパスを決めていたのですが、午前1時からの「学部総会」には間に合った。ところが、会場がエレベータのない3階の大講堂だったので、バリアフリーなしでは会場に上がることができない。断念です。でも、立派なお弁当をいただきましてね。高級駅弁「幕ノ内御膳」って感じの弁当でした。おなじ「かんだい」でも弁当や学食にはえらい差がある。お弁当は芝生の中庭に設置してあるパラソル付きベンチでいただきました。快適、快適。そう言えば、我が「かんだい」は、キャンパスに緑地は多いけれど、屋外のベンチやテーブルはありませんねぇ。ここでもまた彼我の差を痛感した次第です。
ただ、千里の校舎デザインは誉められません。校舎デザインに関しては、我が方の勝ちでしょう。千里の場合、建物の見栄えは良くないけれども、緑地をひろく植樹を多くして、ランドスケープ全体でキャンパスを美しくみせているから、キャンパスを歩いていて快適であるのはまちがいありません。もっともっと違うのは正門の外にある学生街。まるで参道のようで、それはそれは賑やかなもんだ・・・それに比べ、我が「かんだい」は商工会議所会頭を理事長としながら、どうして学生街が作れなかったのか。大学経営上、おおいに反省すべき点だと思います。
- 2011/05/20(金) 00:18:53|
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