
ネット上のいくつかのサイトを閲覧し、鳥取県が「茴香の産地である」ことを確認した結果、さっそく県の農林総合研究所に電話して、茴香の産地と栽培について質問した。その回答が翌日メールで送信されてきた。
残念ながら、現在県内でウイキョウの苗を販売しているところも、
栽培している農家もありませんでした。申し訳ありません。推測
ですが、インターネットに掲載されている「産地:鳥取県」という
情報は、昔の調査によるものではないかと思われます。
迅速な対応に深く感謝したい。じつは、後日、茴香を栽培している農家が県内にあるという情報を別の筋から得たのだが、その真偽も定かではない。栽培している農家を確認することがあれば、こちらから返信して連絡しようと思っている。
数日が過ぎて、再び週末の奈良の生活に戻った。そして、お茶の時間に「
フィーユ」で仕入れたキームンを楽しんだ。最初はストレートで、濃くなった2杯めをミルクティに、そして、ポットにミントの葉を浮かべてみた(↑)。4月中旬に植えた苗の一つであり、これまでサラダなどには使ってきたが、紅茶にミントを添えるのは初めてのこと。
美味い。ハーブティがこんなに美味しいと思ったことはない。上海に留学していたころ、アラブからの留学生たちが自らミントを栽培し、大きな鍋で大量のミントを煮込んだチャイをつくっていて、ご相伴にあずかったことがある。強烈なミントの香りがしたのだが、なにぶん砂糖の量が尋常でなく、「甘い」などというレベルを超えていたので、カップ1杯飲み干すのが限界だった。あれ以来の生のミントティだったのだが、もちろん砂糖など入れない。濃厚な紅茶とミルクとミントのフレイバーがあいまって、得も言われぬ風味がした。そのとき、ティーバッグのハーブティなど、みな贋物なのだと改めて痛感し、わたしはまたしてもホームセンターに足を運んだのだった。

↑ワイルドチェリー(次頁上も)

ミントだけで何種類もある。スペアミント、アップルミント、レモンミント・・・ほかにもカモミールなどのハーブを買い漁った。苗をみまわしているうちに、ハーブ棚の上のほうに「フェンネル」を発見。「茴香」である。なんだ、あるではないの、ということで、その日フェンネル(茴香)を5株仕入れた。かくして、大量のハーブの苗をわたしはまた買ってしまい、ついにレジカウンターの女性から「料理を(仕事に)されているんですか」とまで問われる始末。我が家の庭の余白エリアは、すでにプランターで埋め尽くされている。
その後、ある事実に気づいた。ワイルドチェリーの苗をGWに植えていたのだが、葉がよく育っている。わたしは、てっきり野苺の実を食するものだと思っていた。ところが、これもまたハーブであって、ミントと同じように使うらしい。さっそく、キームンのミルクティで試してみた。ストベリーックな風味になることを期待したのだが、匂いは強くなかった。
というわけで、ハーブの栽培に心を奪われ、生のハーブティのバリエーションを試している。同じようなことをしている方も少なくないだろうね。

↑手前の2鉢がフェンネル(茴香)、その後ろにキーウィ雌株、葉山椒がみえる。↓フェンネルのアップ
- 2011/05/23(月) 00:00:11|
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