
6月6日、昭和堂の編集部から「世界住居誌:重版のお知らせ」メールが届いたばかで、こんどはその中国語版が日本語版の編者から送られてきた。
『世界住居誌』の新刊を伝える記事をアップしたのは、2005年
12月15日のことである。5年半の歳月が流れて重版され、ほぼ同時に『世界住居』と題する中国語翻訳版が中国建築工業出版社から出たわけで、編者や出版社は喜びひとしおであろう。
原著でわたしが担当したのは、コラム5「トンレサップ湖の家船と筏住居-東南アジア内水面の水上居住-」(p.124-125)であり、中国語版でも同じ124~125ページに以下の題目で翻訳されている。
洞里薩湖的家船和筏宅
-東南亜内河流上的水上居住
書籍データ 書名: 世界住居
原著者: 布野修司(編)
訳者: 胡 恵琴
出版社: 中国建築工業出版社
出版年: 2011年1月
定価: 39.00元
ISBN: 978-7-112-12476-3
「訳者紹介」の部分を下に翻訳しておきます。
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胡 恵琴
北京工業大学建築與城市規劃学院教授、北京工業大学住宅研究所所長。
日本の昭和女子大学で住居学を専攻し、博士学位を取得。放送大学
客員講師を務めた。現在、『建築学報』特任編集員、日中韓三国建築学会
の英文期間誌《JAABE》編集委員と中国連絡員を兼任する。
1994年、日本語副訳審の資格を取得。
著書に『世界住居と居住文化』(中国建築工業出版社)、『新型住宅設計』
(機械工業出版社)。訳書に『ポストモダニズム建築佳作図集』
(天津大学出版社)、『アジア都市建築史』(中国建築工業出版社)がある。
- 2011/06/17(金) 00:00:36|
- 文化史・民族学|
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