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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

2011ヴェルトマイスターシャフト(Ⅰ)

 イングランド対メキシコの試合をみながら、この雑文を書いている。いまイングランドが先制した。高い打点のヘディング・シュートだ。

 日本はさきほどの初戦をニュージーランドと戦い、2-1で辛勝したが、選手自身がみとめているように、あまりよい出来とは言えなかった。北京五輪でみせてくれた、あの躍動するムービング・フットボールは影を潜めている。初戦が、いま画面の向こうで対峙しているイングランドか、メキシコだったら勝点はとれなかったかもしれない。
 初戦の緊張と暑さが「なでしこ」の力を削いだのはまちがいない。もっと強い日本代表を、これからみせてくれるだろう。しかし、同組で戦うイングランドとメキシコの試合ぶりをみるにつけ、フィジカルの弱さと身長の低さが、いつものことながら、気にかかる。これらの弱点を補うのは、「なでしこ」特有のパスワークだが、ニュージーランド戦では、そのパスがつながらなかった。パスをつなげないのは、トライアングルがつくれないからであり、トライアングルがつくれないのは、ボールをもっていない選手たちが動いていないということである。バルセロナがあれだけパスをつなげるのは、ボールをもっていない選手が不断に動き、複数のトライアングルを形成し続けているからであり、全選手の運動量は尋常なものではない。

  あっ、メキシコが同点においついた。凄いロングシュートだ。オカンポという選手。

 今日の「なでしこ」はトライアングルがつくれなかった。救いは、岩渕という若きドリブラーの出現と宮間のFKだったが、ほんらいのパスサッカーをもういちど見せてほしい。「なでしこ」本来のパスサッカーに岩渕のドリブルが重なりあって初めて、女性版「バルセロナ」の端緒に辿り着くであろう。その曙光をこの大会で拝めるかどうか・・・イングランド、メキシコは強いチームだ。次節であたるメキシコは、北中米カリブ海予選の準決勝でアメリカを2-1でくだしている。一方、日本はW杯直前のアメリカ遠征で、アメリカに0-2の2連敗。
 メキシコ戦、イングランド戦とも、どちらに転ぶか分からない試合になるだろう。



日本のメッシは、香川じゃなくて、岩渕だったんだ・・・

  1. 2011/06/28(火) 01:37:29|
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