先週、BSプレミアムで4夜連続放送された「おまえなしでは生きていけない -猫を愛した芸術家の物語」をご覧になった方は多いでしょう。わが家でも4話すべて録画し、2話は放送時に、残りの2話は録画でみました。
うぅ~ん、飽きないなぁ。猫という動物が、その不可思議な生態によって飼い主を虜にすることについては、いちいち納得せざるをえないし、その一方で、猫を溺愛する「人間」について考えさせられる番組でした。愛猫家として登場する藤田嗣治、内田百、向田邦子、夏目漱石は、いずれもきわめて個性の強い芸術家もしくは作家であり、どちらかといえば「人間嫌い」だった人たちでしょう。社会から距離をおき、猫とともにアトリエに隠棲する。そういう日々を愛している。
厳密にいうならば、男は女と猫との3人、女は猫との2人で自分の隠れ家を築いている。男には男友だちなんて要りません。女と猫がいないと生きていけないの。
- 2011/07/04(月) 01:06:33|
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