白帯くんのアクシデント 7月25日(月)。4月からずっと続けてきた里仁プロジェクトの成果発表の日です。準備万端とはいかず、発表前日となっても作業がなかなか終わらないまま、時間は待ってくれず日をまたいだ当日、白帯くんとタクオさんの素晴らしいサポートと活躍もあり、ようやく発表できる形までもっていくことができました。
午前の1・2年生によるP1&P3発表が無事?終わり、いよいよ午後からが3・4年、院生、OBでの発表です。人前で発表することがなによりも苦手とする自分にとって、時間が近づくにつれ緊張感が増していき、(若干寝不足が頭の回転を緩めてくれ、その気持ちを軽くしてくれたりしつつ)午後になり、里仁へ向かうことに。
しかし、ここで一人見当たらない学生が!・・・白帯くんです。前日から徹夜で無理をさせてしまったこともあり、当日体調不良でダウン。遅くまで献身的にサポートしてくれて、とても心強かったのですが、申し訳ない形になってしまいました。
ということもあり、ともに計画を進めてきた1年の匠くんがP1指定聴講のため、3年の白帯くんが体調不良のため不在というアクシデントに見舞われながらの発表となりました。会場は里仁田園クリニック2Fの会議室で、民家所有者のOさんとクリニックの方、T工務店の方々、新聞記者さんを前にしての発表です。プレゼンの次第は以下のとおりです。
古民家再生プロジェクト「医食同源の空間をめざして」発表会 1.民家の調査成果と復原 (タクヲさん)
2.民家再生計画Ⅰ:復原的改修案 (先生)
3.民家再生計画Ⅱ:現状維持的改修案 (先生)
4.民家ファサード修景計画 (アシガルさん)
5.庭園の調査と裏庭再生計画Ⅰ (トマトさん&ヒノッキー)
6.裏庭再生計画Ⅱ (トマトさん)

締めが庭園という、またしてもプレッシャーを感じる順番に戸惑いを隠せない一方、民家再生案を練り上げてきた匠くん、白帯くんに代わって、その部分は先生が担当されました。次々と発表が進んでいき、あっというまに庭園の順番へ。ほとんど発表に関してはトマトさんにお願いしたのですが、自分の番はやはり緊張しました。作業が遅い方で、スライドも納得いくものを作りたかったのですが、時間が足りず、自分の中で完全にできたとは言えない準備不足の部分が多々あり、まとめにしても中途半端な形になってしまって、反省すべき点が多くありました。

そんなこんなでしたが、なんとか無事発表を終えることができました。最後に、発表に対する意見をいただきました。植栽と新たに設置する歩道・パーゴラなどの素材との相性について指摘されました。どうしたら景観的かつ機能的な庭を造ることができるか、今回の経験を参考に良い庭の計画ができるようになりたいと思いました。
今回やった庭園調査。歩測をするのは初めてで、最初はスケール感や測り方の感覚がなかなかつかめず、何度も行ったり来たりを繰り返すことになってしまったり、また歩測の記録はスケッチでしたが、合わせてみると位置がずれていたりで苦戦しました。樹木の位置を確認する作業も沢山あるのと、木の特徴や大きさの表現の仕方がなかなか上手くできず、試行錯誤。ようやく完成し、樹種鑑定をしていたら、抜けている個所が出てきたり、重なった部分が分かりずらかったり、自分がどこを調べているのか見失ったりで、思ったように作業が進まず、本来ならもっと早く終わらせないといけなかったのですが、大幅に時間がかかってしまいました。でも、いい経験ができました。樹に囲まれた空間で、スケッチも自分の好きなことであり、作業は遅くなってしまい迷惑をかけてしまいましたが、とても楽しかったです。それに図面が完成した時の達成感も大きかったです。(続)
- 2011/07/29(金) 01:25:58|
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