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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

鹿野から倉吉へ -街並み整備事業

3・4年のゼミで、鹿野の街並み整備を視察した。亀井茲矩の城下町で、町家の修景事業はちょうど10年目に入るという。N研究室から飛び入り参加したノビタが、城と城下町についてあまりに詳しいのに驚いた。ところで、鹿野の街並み整備は、国交省系の事業がベースになっている。おなじ街並み整備でも、国交省系と文化庁系ではコンセプトがずれていて、文化庁系の技師は国交省系の整備をいくぶん冷ややかな目でみており、国交省系の役人は文化庁系の保存修復事業を「頭でっかち」ととらえているようにも思える。わたしは奈文研のOBであり、つまり文化庁系技師の末端なのだが、鹿野の整備にそれほど違和感を感じなかった。むしろ10年にわたる事業の蓄積に敬意の念をおぼえた。これだけ整備が進んでいるのなら、重伝建にもってあがれるだろうに、鹿野の住民にその意思はないのだろうか。鹿野の「ゆめ本陣」で蕎麦アイスを食べて一休みし、倉吉に向かった。倉吉では市教委文化課の眞田課長から都市計画図をいただき、堂計画室の生田さんにオークランドの修復工事をみせてもらった。まもなく、鳥取の登録文化財第1号「倉吉大店会」の修復工事も始まるという。なんとも楽しみだ。われわれも、行政の度肝をぬくような報告書を作ってみせよう! 最後は、またしても「清水庵」でもちしゃぶ鍋とビール。今日も仕上げは鯛焼きで、5枚もたいらげた岡野という学生がいた。

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あきこの感想
初めて鹿野の町並みを散策しました。私は伝統的な町並みが大好きで、とても楽しみにしていました。全体的に町並みの色合いは統一され、薄い茶色の道路、家々の前には水路が通り、消火栓、ポスト、街灯といたるところに日本の伝統的な趣が感じられました。また家々は格子窓がきれいな建物が建ち並んでいました。途中にふらりと「ゆめ本陣」へ。みんなで庵を囲み蕎麦アイスを食べました。昔話の中のような日本家屋でとっても穏やかな時間が過ぎました。
続いて、倉吉へ。白壁土蔵群にも初めて訪れました。今までとっても行きたかった場所なのでとてもうれしかったです。印象に残ったのは古い家屋を改造した雑貨屋、火事で消失した後、建設された日本家屋。とても町並みにとてもなじみとても趣のある建物でした。またいつか訪れたいです。

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  1. 2005/06/17(金) 23:47:59|
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