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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

倫敦五輪亜州三次予選(Ⅰ)

日本 2-0 マレーシア(H)

 大雨のなか、ショットバーにもぐりこんで大画面をのぞくと、すでに1-0で日本はリードしていた。
 カウンターに腰を落ち着け、ゲームをじっくり観察する。U22日本代表の球回しは特急のようだ。ずっと女子サッカーを見続けてきたからなのか、ボール・スピードもラニング・スピードももの凄く速く感じた・・・

  「撫子のスピードは高校男子ぐらいですかね?」

とマスターが問いかけてきた。

  「そんなに速くないでしょ。北の少女たちが男子高校生ぐらいで、撫子はもっと遅いよ」

と私は答える。これは撫子の悪口ではない。撫子の(独W杯における)サッカーの質は高かったし、賢かった。それは認めるけれども、スピードはなかった。撫子はスピードを売りにしているチームではない。

 U22代表チームは2点めを奪いあぐねている。前半だけで4-0にすべきゲームを1-0のまま終えてしまった。U22のテンポは速い。速いが、緩急はない。8ビートなら8ビートのまま、何曲も続けて聞かされているようで、視ている側もあきてくる。守っているマレーシア代表チームは、そんなテンポにすっかり慣れてしまったようだ。
 A代表は、もっとちんたらしている。女子サッカーものんびりだ。攻め急がず、緩いパスでボールをまわし、ここぞというところでギアチェンジをかける。A代表では遠藤、撫子では宮間がそのテンポの中核にいる。これにあたる選手がU22にはいない。清武は素晴らしい選手だが、同じテンポでは凄みが半減する。のんびりしたA代表のリズムのなかに投入された清武のスピードと運動量は脅威だ。マレーシア戦の清武は気合いが入りすぎていた。キックオフから飛ばしすぎた結果の怪我ではないか。もっと力を抜く時間があってもよいはずだ。A代表タジキスタン戦のことなど気にせず、じっくり静養してほしい。

 上原浩司のストレートは130キロ代だが、もの凄く速くみえるのだと、たしか韓国代表の打者(だったか、監督?)が舌を巻いていたように記憶している。上原が多彩な球種とコントロールで打者を惑わし、緩い球と速い球の差を大きなものにしているからだろう。だからバッターは、上原の130キロ代のストレートに空振りする。U22は、攻め急ぐことなく、後方で意味のないつなぎのパスを繰り返すような時間がもっとあってもよかったのではないか。ドイツ戦で、石清水がブーイングにもめげずバックラインでボールをキープし、撫子ほんらいのリズムをつかんでいったような工夫が、U22マレーシア戦にも必要だったとわたしは思う。

 撫子と比較して「速い」と感じたU22代表チームは、撫子ほど良いサッカーをしていなかった。世界チャンピオンとしての撫子の偉大さに思いを馳せたゲームである。


R0019701イラワジ夕陽
↑イラワジ河の夕陽(パガン)
  1. 2011/09/22(木) 00:08:38|
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