
平成22年度鳥取県環境学術研究費助成研究の成果報告書が刊行されました。「倉吉重要伝統的建造物群保存地区拡大に向けての実践的研究 -看板建築の復原・活用と『昭和レトロ街』構想-」と題する研究で、具体的には昨年度卒業したきっかわ嬢と竹蔵くんの卒業研究を改訂・編集したものです。
倉吉をフィールドとした調査研究は、わたしが学部時代の頃から継続しており、研究室発行の倉吉関係刊行物としては4冊目にあたります。2007年度発行の『ふるきかぜ あたらしきかぜ -倉吉本町通アーケード商店街の町並み分析と再生計画』(倉吉市教育委員会)の続編ともいうべき報告書でして、2006~07年に提案した町並み保全のあり方を、まちづくりの視点も絡めてより実践的に展開しています。
表紙は竹蔵が制作した「昭和レトロ街」再現アーケードのCGを裏表紙まで引き延ばして載せています(↑左:背表紙 右:表紙)。竹ちゃん、よかったね!
また、調査では漫画『遙かな町へ』にみられる風景を実際の場所で再現し、写真に納めています。それらの一部をグラビアに漫画のコマ割風に載せていますので、『遙かな町へ』を片手に、本書をご覧になるのもおもしろいかもしれません。以下に目次と図書情報を掲載しておきます。(タクヲ)
『はるかなまち、その未来』
倉吉重要伝統的建造物群保存地区拡大に向けての実践的研究
-看板建築の復原・活用と「昭和レトロ街」構想-目 次 第1章 研究の目的と概要
第2章 遙かなまち、倉吉探訪
第3章 町並み変化に関する調査と意見交換会
第4章 町並み整備の課題と展望
第5章 町並み整備とまちづくりへの提言
あとがき
図版 森家住宅(旧山市洋服店)実測図・再生計画図
附録1 倉吉関係卒業論文概要再録
附録2 『遙かな町へ』風景データベース一覧
図書情報 書 名: はるかなまち、その未来
発行者: 鳥取環境大学浅川研究室
印刷所: 富士印刷株式会社
発行日: 2011年3月31日
総頁数: 96ページ
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- 2011/10/04(火) 01:59:11|
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