「猫」プロ研第3回の活動内容は以下の通りです。
1.BSプレミアム第2話「おまえなしでは生きていけない~『ノラや』老いを迎えた作家が猫失踪で知った孤独の物語」を視聴。
2.本日の音楽(中川イサト「クラレンス」=「続き」を参照)を聴きながら、第2話の感想を書く。
3.ブログ(活動記録)分担のジャンケン勝負
第2話の概要 内田 百(うちだ ひゃっけん) 「『ノラや』老いを迎えた作家が猫失踪で知った孤独の物語」
明治生まれの文筆家、内田百。師匠は夏目漱石で、親友は芥川龍之介。常に借金取りに追われながらも、宮城道雄に箏を習い、沢山の鳥を飼い、用事がなくともただ汽車に乗るためだけに遠出する。自ら望んでいたはずの芸術院会員に推薦されると「イヤダカラ、イヤダ」と断る。来客が苦手なので家の門に「面会謝絶」と掲げ、写真が嫌いなので撮られるときは大抵「への字口」をつくる。万事がこの調子で、自分の流儀を決して崩さなかった百だが、たったひとつ、その心を14年にも渡って大きく揺さぶり続けた存在がある。百66歳の時、家に突然やって来た野良猫の「ノラ」。思うが儘に生きてきた作家が、このノラの失踪によって泣き暮らし、何も手に付かなくなってしまった・・・
第2話の感想 第2回の物語は猫によって人生が大きく変わった内田百の物語であった。百は頑固者で自分の流儀を決して崩さない少し変わり者であると思った。そんな彼が突然やって来た野良猫の「ノラ」出会い、ノラと毎日を過ごすにつれて穏やかで柔らかい表情に変化しつつあるように感じた。ノラの急な失踪はノラに対して強い愛情を抱いていた百にとってはすごくつらいものだと思った。
百の「猫は素っ気ないからいい。」という言葉にすごく共感した。猫のいいところは人間に媚びず自分勝手でわがままで、好きなことしかしないところだと思う。(環境政策経営学科 Y.Y)
本日の音楽 中川イサト「クラレンス」 中川イサト(1947-)は、日本を代表するアコースティックギターの演奏家。オープンチューニング&フィンガーピッキング・スタイルの第一人者であり、押尾コータロー、岸辺眞明、ゴンチチらの師匠筋にあたる。1967年に結成された「五つの赤い風船」のオリジナル・メンバーとして、プロ・ミュージシャンの活動をスタート。「村上律と中川イサト」、あるいは高田渡、坂庭省悟(いずれも故人)とのトリオによる「ウェイバリー・ブラザーズ」などで活躍。いとうたかお、大塚まさじ、加川良、金森幸介、シバ(三橋誠)、西岡恭蔵らの歌伴で抑制の効いた絶妙の演奏を聴かせるほか、低音を活かしたボーカルによる弾き語りの名手でもある。「クラレンス」は、バーズなどのカントリー・ロックバンドで活躍したクラレンス・ホワイト(Clarence White、1944-1973)に捧げた作品。
クラレンス・ホワイトはブルーグラス音楽で伴奏楽器であったアコースティックギターをリード楽器として定着させたギタリスト。ジャズやR&Bの影響をつよく受け、躍動感あふれる多彩なフレーズを生み出した。ブルーグラスのギターブレイクを芸術の域まで高めた人物と言われる。中川イサトは自らのHPで、「彼(クラレンス)のギタースタイルは誰も真似のできないもので、単なるフラットピッカーではない。絶妙なトーン・コントロールや独特なリズム・センスが全てを物語っていて、後の名だたる多くのフラットピッカー達とは格が違う」と絶賛している。楽曲「クラレンス」は、29歳の若さで夭逝したクラレンス・ホワイトに捧げた哀悼のバラードであり、その繊細なメロディに心を打たれる。ユーチューブでも多くのアクセスを集めているが、大半のコメントは海外からのものであり、国際的な評価の高い楽曲である。
すでに一度ペーストしていますが、教育上ここにも貼り付けておきます。
- 2011/10/14(金) 23:40:57|
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