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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

摩尼寺「奥の院」遺跡の環境考古学的研究(Ⅳ)

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オーガーボーリング調査(Ⅱ)

 昨日の続きで21日(金)も朝の9時30分に門脇茶屋に集合し、摩尼寺「奥の院」遺跡に登って行きました。登るのは2回目になるので、1日目に比べてしんどくはなかったのですが、苔の生えた丸太の橋を渡るのは毎回落ちそうで怖いです。発掘現場に到着し調査道具の準備をしていると、ナオキさんがクワガタを見つけてきました。夏でもないのにクワガタがいるのには驚きました。さて、調査を開始。

 昨日に引き続き、自分の担当はトレンチで掘った土を順番にサンプルを採っていき、その土の中に土器や凝灰岩片などが混ざっていないのかを調べていきます。昨日と工程が一緒だったので、サンプリングのペースが速くなりました。地層に含まれる凝灰岩はいきおい少なくなってきて、掘削はじつにスムーズに進んでいきます。
 地表面下3mに近づいたところで、昼になり、みんなで休憩がてら昼食を食べました。自分の弁当を昆虫たちが狙っており、食べるのに苦労しました。食後、自分は山頂まで登りました。摩尼山の頂上に登ったことがなかったので、初登頂です。頂上まで険しい道のりで急斜面なため足場が悪く危険を感じました。頂上に着くと、帝釈天からのぞむ景色は絶景。感動しました。(高所恐怖症のため岩場に乗り出し下は覗きませんでしたが)


1021ハンドオーガー01
↑地表面下3mを超えたため、ロッドを1本足しているところ。↓ボーリングの穴は直径20㎝。この寸法で2.5m以上掘り下げた。
1021ハンドオーガー02


1021ハンドオーガー05


 発掘現場に戻ると先生が到着していました。なんでも、県警でヤッサン先輩にお目にかかったそうです。
 先生にコーヒーやかまぼこ、梅干などをいただき、一息ついてから、岩陰の仏様や現場近くの五輪塔に線香を供え、お祈りして、調査を再開。結局、ハンドオーガーのロッド4本を継ぎ足し、28回目でからまわりし始めたので、30回目を目途に土の採取不可能と判断し、Ⅱ区は終了しましたが、地表面下約3.5mにも達する大成功をおさめました。最後の数回はベージュ色のさらさらの砂質土になっており、凝灰岩もまったく含まれないので、先生は「おそらく地山に達しただろう」とおっしゃってました。

 そしてⅠ区へ移動。Ⅰ区では午後からハサミスコで掘削範囲をひろげる仕事をナオキさんがしていました。大きな凝灰岩がまわりにあることはありましたが、その後、平坦面を確認し、オーガーボーリングに挑戦することになりました。こちらもスムーズにオーガーの掘削が進んでいったのですが、13回めに岩盤らしき岩とあたってドリルが動かなくなりました。それでも、地表面下2.5m近く掘り下げることができ、岩盤らしき岩を確認できたのは大きな収穫です。
 こうして、Ⅰ区、Ⅱ区とも深掘りに成功し、地山らしき地層もしくは岩盤を確認できました。測量業者さんがあれだけ嫌がった仕事は大成功に終わったのです。ハサミスコとハンドオーガーを併用すれば、これだけのことができるわけです。なお、Ⅰ区に関していうと、自分のサンプリング作業には狭い場所だったので、少し困惑しました。
 作業は午後3時半ころに終わりました。シート掛けや調査道具の整理などを行い、帰りの準備をして山を降りました。帰りは荷物が多くてかなり重くなり、先に山をおりた先生もふらふら。学生がおいついてしまいました。「これまでの下山でいちばん苦しかった」そうです。次の日が筋肉痛が心配です。(白帯)


1021ハンドオーガー04
↑2日めは市教委Sさんのご指導をうけた(上下ともⅠ区)。





  1. 2011/10/23(日) 00:16:35|
  2. 史跡|
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