深夜12時をすぎて帰宅するべく実験棟横の駐車場に歩を進めていると、トントンカンカン、大工仕事の音が聞こえてくる。その音は、実験棟と修復建築スタジオのあいだから響いてくるので、冷やかしに覗いてみると、吉田と大城が金槌と鑿で木材を加工している。吉田が卒業制作とする屏風の框を二人で加工しているのだ。建具といえども、ホゾやシャクリの仕口を避けて通れない。
大陸からの寒気は和らいでいるが、それでも深夜の屋外仕事は寒くてつらい。温風器や焚き火で暖をとりながら、建具を作る二人をみていると、昨年の岡村を思いだす。吉田はいつも岡村に叱られていたが、いまはその吉田が卒業制作に精を出している。
おもしろい作品になることを願うばかり。

- 2006/01/13(金) 18:55:38|
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