平成23年度鳥取県環境学術研究費助成事業に採択された「
摩尼寺奥の院遺跡の環境考古学的研究」の一環として「山林寺院の原像を求めて」と題するシンポジウムを12月17日(土)に開催することになりました。
平成9年に発掘調査が始まり、国史跡となった栃本廃寺(鳥取市国府町)の整備がこのたび完了しました。7世紀に遡る山間部の伽藍に塔・金堂・講堂などの遺構が残っており、長年の調査研究を反映した整備に注目が集まっています。一方、鳥取環境大学浅川研究室は因幡一の霊山、喜見山摩尼寺(鳥取市覚寺)の「奥の院」遺跡で昨年度発掘調査をおこない、今年度は遺物の自然科学的分析とともに建築考古学的研究を進めています。このたび環境大学と鳥取市教育委員会の共催ということで、栃本廃寺と摩尼寺「奥の院」遺跡に代表される「山林寺院」のシンポジウムを企画した次第です。学術的に不明なところの多い「山林寺院」の実像に迫るとともに、山間地域の再活性化にこれらの文化遺産をいかに活用すべきか、考えてみたいと思います。
会場が重要文化財「仁風閣」であるところも注目してください。仁風閣を活用した研究会等は(ASALABにとって)初めての経験であり、おおいに楽しみにしています。未だ大枠が固まった程度の状態ですが、下にシンポの概要を示しておきます。
シンポジウム: 山林寺院の原像を求めて
-栃本廃寺と摩尼寺「奥の院」遺跡- 日時: 平成23年12月17日(土)午後1時~5時
会場: 重要文化財「仁風閣」謁見所(2階)
次第:
1.ご挨拶・趣旨説明 13:00-13:25
2.仏教寺院の原像を求めて
13:25-14:05 箱崎 和久(奈良文化財研究所遺構研究室長)
講演1「山林寺院の研究動向 -建築史学の立場から-」
14:05-14:45 眞田 廣幸(前倉吉市教育委員会次長)
講演2「キジル千仏洞をたずねて -中国最古の石窟寺院-」
14:45-15:00 休憩
3.栃本廃寺と摩尼寺「奥の院」遺跡
15:00-15:30 加川 崇(鳥取市教育委員会文化財課)
報告1「栃本廃寺の調査と環境整備」(仮題)
15:30-16:00 岡垣 頼和(鳥取市都市整備部建築住宅課/前鳥取環境大学大学院)
報告2「摩尼寺奥の院遺跡 -発掘調査と復元研究-」
4.パネル・ディスカッション 16:00-17:00
司 会: 浅川
討論者: 講演者(箱崎、眞田、加川、岡垣)
中橋 文夫(鳥取環境大学建築・環境デザイン学科教授)
5.閉会の辞 17:00

主催: 鳥取環境大学
共催: 鳥取市教育委員会
後援: 鳥取県教育委員会
事務局: 鳥取環境大学浅川研究室(清水・檜尾)
TEL&FAX 0857-38-6775
↑会場となる重要文化財「仁風閣」
11月になって「文化の日」も過ぎてゆきました。9月はJ.T.の september grass 10月は同じくJ.T.の october road と来て、11月は岸辺さんの November です。かれらしい和風の曲づくりで、オープンDチューニングでしっとり聞かせてくれますが、演奏時間がもう少し短いほうが良いのでは??
残念ながら、本物は「
埋め込み無効」となっていますが、このカバー、良い音してますね。
- 2011/11/04(金) 00:16:20|
- 講演・研究会|
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2次会で、levanteさんの3曲めは「よい曲だった。だれの曲?」とペペさんが言い出されたのですが、会長もウラさんもご存じない。岸辺のCDを1枚ももっていない(DVDは1枚もってます)小生が、「あれは岸辺のNOVEMBERですよ」と答えて、テーブルに動揺が走った???・・・なんてまぁ大袈裟ですが、ずっと前から岸辺自身が演奏するNOVEMBERをYOUTUBEで確認しておりました。でも「埋め込み無効」なもので、このカバーを貼り付けたんですが・・・そうですか、6弦の使い方がよくないんですね。
岸辺さんご自身の演奏と聴き比べてみます。
- 2011/11/05(土) 11:31:50 |
- URL |
- asax #90N4AH2A
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