味暦あんべ 11月6日(日)。土日のまる2日間をかけた推薦入試の直後、研究室に関東からお客さまを迎えました。KO大学のM先生と録音係の学生さんの2名です。M先生は、日本建築界の中国認識に関する書籍を執筆中で、中国を研究フィールドにしてきた先達の方たちに取材をして回られているそうです。今回、その研究者の一人としてA教授にも取材の依頼があり、4409演習室でインタビューを受けたのです。取材は、A教授が文部省派遣の国費留学生として留学した1980年代前半の中国のことからはじまり、奈良の研究所時代の活発な日中学術交流を中心に問答が進みました。今回の取材内容は、テープおこしの後に編集・校正され、K出版会から出版されるそうですので、その際にはぜひご覧ください!
取材も終わり、夕食をご一緒することになりました。日曜日なので開いている店も少ないと心配していたのですが、幸運なことに、7日はカニ漁の解禁日。夕方5時に水揚げされたカニが居酒屋やスーパーに出回る初日でした。A教授は、先週「親ガニ丼」で有名な「味暦あんべ」という割烹居酒屋の情報を入手され、さっそく予約を入れられました。「あんべ」の親ガニ丼は、巷ではそうとう有名なようで、解禁日のこの日は、17時に水揚げされた親ガニを直接仕入れ、大勢で手間ヒマかけて調理するので20時にならないと丼はだせないとのこと。そのこだわりに、胸が高鳴るばかり・・・取材が終わって、まずは「たけちゃん」でいつもの鶏皮に舌鼓を打ったあとに、いよいよ「あんべ」へ。
店に入るや、数十ハイの親ガニの甲羅が出迎えてくれました。そして、8時をすぎたころ、バイトのお嬢さんたちが、
「はぁい、これが今年最初の親ガニ丼で~す」
と言って、念願の「親ガニ丼」をカウンターに運んできました・・・衝撃でしたね。一杯の丼に、10匹の親ガニを使うそうで、カニ味噌をあえた身の上に生の内子や外子がふんだんに使われています。その味たるや、KO大学の先生と学生さんが「もう、東京に帰りたくない!」と言わしめるほどでして・・・ とにかく、「うまい」としか言いようがないものでした。カニ漁解禁の今しか食べられない、究極の贅沢でした。ちなみに、お値段のほうは、カニみそ汁付き親ガニ丼が一人前3000円です。


すっかり気をよくした一行は、カナイチヤへ。ここでは、鳥取の地酒「諏訪泉」の古酒(15年もの)を堪能しました。同行された学生さんはいよいよ気をよくして、「また鳥取に来ていいですか?」なんて言うほど、山陰の味覚に魅せられたご様子・・・ 惜しみながら、翌朝一番の飛行機で先生とともに東京へ戻られました。
私自身、ながらく鳥取に住んでいながら、食と酒の魅力を再認識。それにしても「親ガニ丼」美味しかった。今シーズン、財布と相談してもう一杯くらいは食べたいですね!(タクヲ)
- 2011/11/08(火) 17:03:25|
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コメント:4
お酒が飲めた頃は大好きな酒造メーカーで、特に鵬の大吟醸は格別でした。
良く行っていた小料理屋では満天星を出してくれていました。
また飲めるようになると良いのですが、道のりは険しそうですなぁ。
- 2011/11/08(火) 21:52:39 |
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ご心配感謝です。
酒を止められてカロリーコントロールしているだけで、現在日常生活に支障はありません。
あんまり無理はしないようにとのことなんですが、ここ数年で体調はだいぶ上向いています。
- 2011/11/09(水) 23:27:04 |
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わたしは、カロリーコントロールができないまま、肥満に悩んでいます。走ったり、山に登ったり、サッカーをしないと不調ですね・・・
- 2011/11/10(木) 00:30:39 |
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