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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

第7回「猫」プロ研 

ブログ1


猫カフェでみた高田渡

 今回(11月10日)は、11月3日(木曜日)のブログで紹介されていた郡家にある家カフェで猫カフェの「カフェ黒田」に行ってきました。

本日のスケジュール

01 カフェ黒田で開催されている「我が家の(ねこバージョン)」展の見学。
02 DVD 『タカダワタル的』 視聴
03 第2回アンケート実施
  ・これまでの活動を通して興味を持ったもの
  ・これからプロ研でしてみたいこと
04 ブログ(活動報告&感想文)のジャンケン勝負。
05 音楽班は今後についての話し合い、楽器のパート決め

本日の感想

 今日のDVDを視聴するまで、高田渡さんという歌手の方を知りませんでしたが、高田渡さんは、たくさんのファンがいて、人々の心をつかみ、心に残るミュージシャンであったということが分かりました。私も今日、見入ってしまいました。とても魅力のある方だと思いました。
 ギターに独自の歌詞をのせ、歌うのですが、演奏の間のMCも魅力の一つで、DVDを観て、つい笑ってしまいました。何故こんなに面白いことを次々に、さっと思いつき、言えるのかと不思議に思いました。
 歌詞を間違えたと言い、始めから歌い直したり、ライブ本番、ステージに上がって、「眼鏡が見つからないから歌詞が読めない」「けど、いつも歌ってるからわかる」などと言って出だしから、観客の心をつかんでいました。これは、高田渡さんを知っている人にしか分からないことでしょうが、本当に面白いです。かと思えば、フォークソングらしい、しんみりするような曲をされたりしていました。高田渡さんは、独自のスタイルで音楽をされていました。
 ライブでの高田さんだけではなく、高田さんの日常生活もDVDで観ることができましたが、お酒を飲んで、会話して、笑って、眠る。普通の酒を飲んで酔っ払って眠るおじさんのようでした。高望みするわけでもなく、人に怒るようなこともしない、そんな方だと私は思いました。何気ない日常を高田さんは好んでいたのだと思いました。その何気ない日常で思いついた歌詞が、人々の心をつかんだのでしょう。
 実際にライブを観に行くことは、もうできませんが、これから先も人から人へと、日本には高田渡という魅力ある素晴らしいミュージシャンがいたということが、語り継がれていくのでしょう。
 あと、今回の高田渡さんのDVDに猫が2ヵ所登場すると書いてありましたが、1ヵ所は自宅の高田さんの飼い猫であると確信していますが、もう1ヵ所は「ねこのねごと」という歌のことでしょうか…。分かりませんでした。ちなみに高田さんは、猫を可愛がっていました。

1110猫カフェ01


1110猫カフェ02


 郡家にある「カフェ黒田」は、駐車場に車を停め、玄関に向かって歩いていたら、さっそく2階から猫がこちらを見下ろしていました。そして玄関を開けると、その空間には猫の写真とコメントが展示されていました。私は、家カフェ、猫フェに行くのは今回が初めてだったので、ぼーっと猫の写真を見ていたら、猫の耳をつけ、花の飾りをつけた優しそうな方が出てこられました。これが猫カフェかぁ~と楽しくなってきました。「我が家の宝」展という数々の展示品を見させていただいたんですが、どれも愛情たっぷりのものばかりで、写真にそえてあるコメントを見てもキュンときました。猫の成長がよく分かりました。

IMG_20111111025026.jpg  カフェにいた猫は、人見知りというか、マイペースというのか、見ていても、しぐさや行動に癒されました。窓の外をながめたり、暖房のあたるところにきて休んだりしていました。そこには座布団が重ねて置いてあり、猫の特等席となっていました。明治生まれの文筆家である内田百の「ノラ」という猫は、お風呂のふたの上で寝ていたそうですが、やはり猫は暖かいところが好きだということを改めて思い出させる光景でした。和みます。
 コーヒーとケーキまでごちそうになり、カフェ黒田の皆さん、ありがとうございました。(建築・環境デザイン学科2年O.S)


1110猫カフェ03


高田渡と『タカダワタル的』

 高田渡(1949-2005)は、日本を代表するフォーク&ブルース系の歌手。山之口貘、金子光晴、草野心平らの現代詩にアメリカ民謡を組み合わせる独特の作風と朴訥な弾き語りで、おおくの聴衆を魅了した。フォーク界随一の酒飲みとして鳴らし、ステージで酔いつぶれ、眠ってしまうこともしばしばあったが、それを目にした観客は「これが噂の舞台眠りか」と喜んでいた。
 映画『タカダワタル的』(2003)は俳優の柄本明が企画した高田渡のドキュメンタリー。ライブパフォーマンスから武蔵野の自宅アパートまで、高田渡に150日間密着した迫真の映像に魅せられる。
 猫は2ヵ所に登場。それが、どこなのか、よく注目してほしい。 この映画がDVD化した2005年の4月3日、北海道白糠町でのライブ後に倒れて入院。2週間後の4月16日、入院先の釧路市の病院で心不全により逝去。享年56歳。
 息子の高田漣(1973-)をバックに共演したNHK-FMラジオのライブCD『Wataru Takada Ren Takada 27/03/03』(2006)は2003年に録音された貴重な音源。酒のまったく入っていない絶好調の歌とギターとMCを堪能できる。




  1. 2011/11/12(土) 00:04:38|
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1
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コメント

猫は鎹(かすがい)

とても良いレポートですね。質・量ともに申し分ない。他のメンバーも、これぐらいのレベルで活動記録と感想を書いてください。さて、厳密にいうと『タカダワタル的』には、「猫」が3回登場します。一度めは京都のライブハウス「拾得」における「ねこのねごと」のパフォーマンス。中川イサト(ギター)と坂庭省吾(フラットマンドリン)を従えたウェイバリー・ブラザースとしての基調な映像記録です(今この世にいるのはイサトさんだけ)。「ねこのねごと」は猫の怠惰な生態を表現する絶妙の曲ですね。2回めは、武蔵野の高田家内部を描写するなかで、「招き猫」をデザインした高田渡ベストライブCD(LP?)の表紙がちらっとみえました。上村君は、これに気づいてレポートに書いています(お見事!)。その映像の直後、高田家の猫が登場します。うちの猫とそっくりなんだな・・・本物の猫がでてくるのはここだけです。そして、酔っぱらった高田渡がひとこと述べる。「猫は鎹(かすがい)だぁ」。このフレーズは「子は鎹」という格言をもじったものです。その意味については、学生諸君自ら調べてください。
  1. 2011/11/12(土) 00:39:54 |
  2. URL |
  3. asax #90N4AH2A
  4. [ 編集]

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