11月11日は父の命日。なくなった日からまる3年がたった。4周忌ということである。
父の名は「いちたろう」という。「いちたろう」さんが11月11日になくなったことを偶然とは思えないでいる。おまけに翌11月12日は母の誕生日。うまいことなっている、というか、なんというか、よく分からないのだけれども、奈良と往来する余裕はないにもかかわらず、急ぎ自宅に戻ってきた。
11月11日は、もうひとつの記念日になった。本日をもって「二級建築士設計事務所 魯班(ルパン)営造学社」を廃業する。実際には何も活動していないのだから、廃業しようとしまいと変わるところはまったくない。
6月初めに設計事務所協会に呼び出されたことをお知らせした(
サテンドールⅤ)。建築士講習を受講せよという催促はその後も頻繁にあった。事務所協会ではなく、県の担当部局から電話がかかってくる。「いつ講習を受けられますか」「どこで講習を受けられますか」ぐらいで済ませてくれたらよいのだが、最後のほうは「講習を受けないと処罰されますよ」「廃業するなら廃業届けを出さないと処罰されますよ」という発言が耳障りになっていった。
「処罰」なんて言葉を平気で口にするんだ、お役人さんは・・・
いろいろ考えたが、来年度から大学が公立化することもあり、実働していない設計事務所の代表を務めるのは良いことではないだろうと判断し、廃業を決意した。講習費用が15,750円するのもネックだった(4回飲めるね)。
先月末、事務所協会を訪問して廃業届けをだした。廃業の日付は11月末までなら、任意で決められるという。しばらく考えた末、11月11日と記して、押印した。父の命日を選んだのである。しかも今年は2011年11月11日。1が6つも並ぶなんて、縁起がわるいはずはない。

↑仏壇を飾るミナ・ロバタ
- 2011/11/11(金) 15:42:07|
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