
24日、学生たちがデータ入力などの作業を進めるなか、A教授はインタビューを受け入れてくれそうな愛猫家のみなさんに電話でアポをとられていました。そのなかで、カフェ黒田の写真展に出品されていた八頭町のAKさんが、いきなり「今夜、カフェ黒田で」と提案され、先生も驚かれていましたが、なにより取材先のスケジュールが優先されますので、24日18時半からインタビューをおこなうことになりました。ちょうどそのとき、京都大学農学部の2年生が2名、農業支援のためAKさんの家にホームステイされていて、AKさんの息子さんと京大生2名に対して、できたてほやほやの調査シートを使ってインタビューすることになりました。なお、AKさんはカフェでオカリナの練習に参加され、代理で息子さんが取材を受けた格好になりました。
「猫」プロ 第1回インタビュー 日時 2011年11月24日(木)18:30~
場所 カフェ黒田
参加者 AKさん
Sさん(京大2年 農業交流ネットサークル)
Hさん(京大2年 農業交流ネットサークル)
A教授、S助教、タクヲさん
猫プロ2年:岡田・木島=インタビュー、福山=ビデオ撮影
AKさん(26)は生まれたときから身近に猫がいたそうです。猫と過ごす日々の生活が当たり前でした。今までに飼われた猫の名前の由来をお聞きしたところ、以前飼われていた三毛猫は「みけ」、現在飼われている猫は年の暮れに秋山家の一員になったため「くれ」と言うように、見て感じたままの命名でありながら、猫に対する愛情を感じるエピソードだと感じました。また、ハスキー犬の「ハスキー」も飼っておられるということで、犬と猫の相性やおもしろいエピソードについてお聞かせいただきました。「ハスキー」は先住者だったので、子猫の「くれ」が家に来たころは、「これは何か?」と確かめるように匂いを嗅いでいたそうです。そして、じゃれてくる「くれ」に鼻をひっかかれても、怒らず相手にしなかった。人にされて嫌だと思うことでも、猫にされると愛らしく感じてしまうとよく聞きますが、「ハスキー」も同じ想いだったのでしょうか。そんな2匹の戯れを想像し、温かい気持ちになりました。AKさんは猫だけにある魅力について、
「犬は自ら人によって来るが、猫は人から寄っていく動物である」
と話されました。また、Hさんは猫アレルギーを持ちながらも「くれ」の虜になってしまわれたそうです。このような多くのエピソードを通して、猫は人の感情を読み取り、慎重に心を許していく動物であると思いました。「くれがいないならいないでハスキーを触る機会が増えるだけだが、くれがいるから家の雰囲気が良いのも事実」という発言を聞き、
猫は空気のような存在であり、鎹(かすがい)でもあるのだと思いました。(建築・環境デザイン学科2年 KN)
今回、先生たちはまれに取材のサポートをしてくださいましたが、基本は傍観者に徹せられました。取材後、「質問事項が猫に偏りすぎているなぁ・・・猫のことを訊くようなふりをして、人間のことを暴いていくようなインタビューにしてほしい」と、A先生からはコメントをいただきました。以下は、わたしたちの感じた反省点と改善点です。
・次回は飼い主の生活と猫の関わりについての質問を考える。
・答えを聞いて終わりでなく、深める会話がインタビューに必要。
・飼い主さんに写真など持参していただくと会話が進みやすい。
・インタビューする側にも愛猫家がいた方が深い話に発展しやすい。
- 2011/11/29(火) 00:42:57|
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