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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

パット・メセニーの憂鬱(Ⅲ)

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夢を描いて

 六弦倶楽部のお二人には、大変お世話になりました。前夜、まずlevanteさんがあらわれ、酒蔵ホールにPAをセットしてくださった。ごらんのとおり、身分不相応の素晴らしいセットである。当日は午前十時ころから練習を始め、一時間ばかりして、月太郎さんご夫妻があらわれた。ギブソンのギターに学生の視線が集中。以下のような役割分担で練習を進めた。

  月太郎さん: ボーカル、アコースティック・ギター
    教員A: フラット・マンドリン、コーラス
    教員B: エレクトリック・ベース
    学生A: ピアノ(まれにミニ・アコーディオン)
    学生B: カホーン
    学生C: エレクトリック・ギター

 原曲の「恋は桃色」は、1番と2番を唱うだけだから、2分40秒ほどで終わる。これではつまらないので、2番のあとにフラマンとピアノのソロを入れて1番に戻ることにした。簡単なような曲で、なかなかあわないところもあり、結構練習が長引いた。

 休憩の時間、学生Aさんにジャコのピアノを弾いてよ、と頼んだ。シールマンスとのデュオ「Three Views of a Secret」(以前ブログに貼り付けています)を耳コピしたと聞いていたので、弾いてもらったのだが、これにおじさん二人はぶっとんでしまった。こんな演奏をできる人なんだから、さぞかし「恋は桃色」の練習は退屈だったことだろう・・・


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 「恋は桃色」の練習が終わったあと、ついに「ブライト・サイズ・ライフ」のお手合わせとなった。わたしは楽譜を2ページ弾けるようになってから、先に進んでいない。 その2ページ分にしても、4拍子のなかにおさまらない。そんな演奏に、無理してAさんがベースをあわせてくれた。どうもリズムが掴めないので、スギボーにカホーンを叩いてもらった。しかし、やはり、うまくいかない・・・そのうちスギボーが「あの、ジャコの難しいところ、演ってみて?」と依頼した。彼女はすらすらと、素早い指さばきで、いちばんやっかいな部分を弾いてみせた。わたしたちの目は点になり、うぉ~っという感嘆の声をあげるしかなかった。

 以前にも述べたように、彼女は譜面もタブもいっさい使わない。すべては耳コピである。ポップスや、フォークや、ロックや、ブルースならいざしらず、ジャコの、あの難解きわまりないフレーズを耳で聞き分けることができる。わたしたちとは別の次元に立っているということである。
 この日のピアノとベースを聴く限り、彼女がきちんとした音楽教育を受けることができれば、プロのミュージシャンになれるだろうと思う。「普通の仕事について音楽は趣味でやりたい」と彼女は控えめに語っていたが、まわりにいる年長者はみな「ボストンのバークリー音楽院に行ったほうがいい」と本気で薦めた。
 夢を描いてほしい。【完】



  1. 2011/12/14(水) 00:56:09|
  2. 音楽|
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