
1月19日はプロジェクト研究2&4の発表会でした。「猫」プロの発表は13講義室で、11時からおこなわれました。発表の構成と分担は以下のとおりです。
2011年度P2&P4「愛おしい猫たちへ -おまえなしでは生きていけない-」 1.岡田・藤井: おまえなしでは生きていけない -芸術家と猫-
2.西村: 「猫」本30冊の選書と推薦
3.木島・佐藤: 「カフェ黒田」の展示と黒田さん親子へのインタビュー
4.福山・米山: 愛猫家インタビュー
5.上村・福田: 飼い猫・野良猫・地域猫
「猫」プロの締めくくりも近くなってきた昨年末の12月22日(第13回)、ぼくは残念ながら体調不良で欠席しました。その日から各班の「猫」プロの発表に向けた準備が始まりました。

ところが、長い正月休みを挟むことで気が抜けてしまい、年明け12日の発表練習ではさんざんの出来で、お叱りを受けました。そして各班、16日(月)の再チェックに向けた修正作業に移行。再チェックでほぼ合格になったのは「カフェ黒田」班のみ。他の班は17~18日に再々チェックをうけ、19日、ついに「猫」プロ発表会を迎えたのです。どの班も3度以上チェックを受け、かなりの完成度までもっていきました。苦労した分だけ自信をもって本番に臨めたと思います。
ぼくたちの班は「飼い猫・野良猫・地域猫」の題目で、発表の締めを務めさせていただきました。良い発表ができたと思っています。そして、聴講する学生の数がとても多かったことを嬉しく思っています。
この「猫」プロでの経験をまとめる作業は、とても苦労しました。しかし、皆とても良い出来で最後を締めくくれたと思います。でも、一つだけ残念だったのは、「猫本30冊」担当のN君が直前まで準備して成果を仕上げしながら帰宅してシャワーを浴びたまま眠りに落ちてしまい、発表会にあらわれなかったことです。全員で最後の発表会を全うできなかったことが残念でした。個人的には、発表後の質問に的確に答えられなかったのも心残りでした。(環境マネジメント学科1年U.Y)


【教師講評】
前期の「医食同源」プロジェクトでは、1年がリーダーシップを発揮し、2年生をひっぱるような状態で、非常に頼もしく感じたし、2年のリーダーも献身的だった。チームワークが良く、フットサルをやったことが影響したのだろうか、1年男子のまとまりは見事だった。19日の「猫」プロ発表会にも「医食同源」メンバーが多く顔をみせてくれた。プロ研で仲良くなった学生が、プロ研終了後も絆をもって活動していることを実感でき、とても嬉しく思った。
一方、後期の「猫」プロメンバーは2年女子3名が1年を牽引するかたちとなった。とくに2年リーダーのKさんの負担が大きかっただろうと思う。しかし、1・2年生9名を束ねられるのは彼女しかいない、と判断していた。1年男子はいわゆる「草食」系で、おとなしく、相互のコミュニケーションも十分ではなかった。学生たちは発表会にむけて不安が増幅していっただろうが、それは教師も同じであった。
その不安が1月12日の発表練習で現実のものとなった。それから1週間、学生たちは何度もわたしの研究室にやってきて発表練習を繰り返した。1週間で著しくレベルは向上した。発表会だけ比較すれば、「猫」プロが「医食同源」プロを上まわったかもしれない。聴講学生も多く、「猫」が学生を惹きつける素材であることもよく分かった。
問題は、寝坊で発表できなかった学生1名だが、まだ学内WEBへの掲載等の作業が残っており、自力でのカバーを期待している。
余談ながら、わたし個人の収穫は高田渡の「猫は鎹(かすがい)」を捉えたことである。DVD『タカダワタル的』を自宅での飲み会で学生によくみせてきた。その結果、高田渡に取り憑かれ、CDやDVDを買い集めたり、ギターを学び始めた学生も少なからずいる。今回の猫プロでは、2年生は「猫と音楽」をテーマにしていたから、「ねこのねごと」という名曲があり、さらに猫を飼っている高田渡のDVDをみせるのもわるくない、という軽い気持ちで教材の一つにした。「猫は鎹」は予想外の収穫だったのである。カフェ黒田でのDVD鑑賞会で、わたしの耳は初めて「猫は鎹」という科白を感知し、以後、猫プロの最重要キーワードになった。高田渡は偉大ですね。
- 2012/01/22(日) 00:00:24|
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