「
2009世界卓球 横浜」からまる3年、石川佳純にまた痺れた。福原や平野にない何かを、この少女はもっている。キム・ギョンアは、結果として、石川を倒したが、石川の強さを身をもって知ったことだろう。
第5戦第5セット、8-4と石川がリードし、勝敗は決したかにみえた。そこから5連続ポイントを許し、8-9と逆転され、シーソーゲームとなり、最後は12-14の負け。どこで流れが変わったのだろうか。
石川の攻撃をキムはとても嫌がっていた。石川のスマッシュに耐えられなくなっていた・・・あのペースとやり方を変えなければ、8-4から点数はほぼ平行移動し、そのまま石川が勝っていただろう。それだけ実力差があるようにみえた。石川はキムに負けたのではなく、自分に負けてしまったのだろうか。
わたしは石川が勝つと信じていた。他の選手では負けるかもしれないが、石川は勝つ。そう信じて画面を凝視し続けた。家族は男子フィギュアのSPを視たがったが、わたしは譲らなかった。世界選手権のメダルがかかる日韓戦は、(浅田真央以外の)世界フィギュアより、プロ野球開幕戦より、リマスター版「カリオストロの城」より優先順位が上にある。そう考えているのは、わたし一人だったが・・・
石川が負けた瞬間、頭が真っ白になった。悔しい。サッカーの日韓戦で負けても、こんな気持ちにならないだろう。ロンドンオリンピックで雪辱してほしい。メダル、メダルとうるさいマスコミにいつも呆れてきたが、この夜に限っていうと、卓球女子団体と石川個人に、ロンドンでメダルをとって欲しいと心底思った。また、応援します!
- 2012/03/30(金) 23:56:47|
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