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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ハイランドパーク

 広島がガンバを4-1で下したゲームが録画で流れている。すでに酔っていた。得手とは言えない畳座敷の宴会で、日常では口にしないアサヒ・スーパードライを何杯も飲んだ。宴席が終わり、ひとり流れて隠れ家に落ち着いたのだが、頭が痛く、水割を飲む気になれない。レモン水を2杯おかわりした。一時間半ばかりそこで過ごし、「頭が痛くて、体調が悪い」ことを口実に店をでた。階段を下りてマークローザに跨ろうとした瞬間、ハニーキッチンの閉店を告げられた。しばらく門前で話を聞いた。
 マークローザで野良猫のように街をうろつく。そのまま帰宅する気になれなくて、馴染みのドアをあけ、大画面の前に腰掛けた。客は二人だけ。もう一人の女性客は、ガイナーレの不甲斐なさを嘆いている。
  「華のある選手がいない。試合がつまらない・・・」

 飲物を決めかねたので、つまみから注文した。ブルーチーズとマーマレード。これにクラッカーがついている。このアテだと、アルコールだな。食後酒と言えば、シングルモルトか。「ハイランド・パーク」の12年を薦められた。スコッチでハイランドというのだから、ブリテン島スコットランドの高地「ハイランド」のことだと店主も客も思っていたが、後で調べてみたところ、そうではないようである。ハイランドパークは、なんと、オークニー島の地酒であり、「北の巨人」と崇敬されている。12年は安価で手に入る。中級の焼酎クラスだ。18年でも伊佐美ぐらいの値段で買える。飲みやすいシングルモルトの代表作で、ロックもわるくないようだ。飲みやすいのが玉にキズという批評もあるかもしれない。

 ちょうどそのとき、ケルト音楽が流れていた。哀愁をおびたケルトではなく、賑やかなお祭り騒ぎのケルトで、なるほどこういう音楽がアメリカに渡ってブルーグラスになったのだろうと思ったものである。最近届いたライ・クーダー『プル・アップ・サム・ダスト・アンド・シット・ダウン』の雰囲気にも似ている。クーダーが少しマイナー調になると、明るいケルトに早変わりするような・・・ただ、クーダーに上等なスコッチはあわない。土の匂いがぷんぷんする(安物の)バーボンに限る。


 レスター・ヤングが聴きたくなって、リクエストしてはみたのだが、予想どおり、店に音源はなかった。デズモンドやマリガンのバックでギターを弾くジム・ホールの腕前に唸る今日このごろ、レスター・ヤングのバラードにも洒落たギターが流れていることに気づいた。若き日のバーニー・ケッセルである。オスカー・ピーターソン3とバーニーを従えて、レスターのテナーが唱う。ピアノがピーターソンでなければもっといいのに。贅沢すぎる願いでしょうね。




  1. 2012/04/14(土) 23:16:50|
  2. 食文化|
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