週末の嗤い話を一つ。
長い髪が好きなんだ。少なくとも自分のパートナーには髪を長くしてもらいたい。しかし配偶者は、近年、主人の意に逆らい、定期的に髪を切るようになった。短髪のほうがなにかと動き易いらしい。このたびも、鳥取での激務を終え、長時間運転し、ようやく奈良の家に辿りついて顔をあわせると、また髪を切っている。もちろん、それについては不満があり、「似合わない」を連発するのだが、配偶者は娘と結託し、
「可愛いよね、これ、可愛いでしょ?」
「うん、可愛いよ、ママぁ」
などとほざいているのである。(なにがママぁだ、バ~ロ~)
翌朝めざめて顔をあわす。やはり短髪が気に入らないので、わたしは、ソファに坐る配偶者に対し、
「孫悟空みたいだ」
と酷評してやった。当の本人は、
「そんなことないよ」
と受け流すのだが、隣に坐っていた娘が、こちらを睨み、
「そっちは猪八戒やん」
ときやがった。これに配偶者は笑う。たいそう笑う。身をよじって、おおいに笑い、笑いがとまらず、目に涙を浮かべている。大粒の涙がポロポロ落ちるほど、笑いがとまらない。反論する気を喪失するほどの笑いであったが、どうやらそれは嗤いではない。
(なに言ってんだ、おまえなんか、沙悟浄も入ってるでないの)
とやり返そうとして、口に出すのをやめた。なんたって大人になりましたからねぇ。
しばらくして、ホームドクターのもとへ。また、血圧が高めにでた。猪八戒と言われて動揺したからではない。猪八戒はホカノであり、キムジョン●●同志だ。おれはまだ長州小力クラスだと自分では思っている。
「この冬の体重変化はどうでしたか?」
と問われた。ドクターも気づいている。
「なにぶん大雪で、さっぱり運動ができませんでした。これからジョギングします。鳥取では自転車を買いましたから、通学に使います。フットサルと登山も再開します・・・」
と弁明。帰宅して一眠りし、夕方、スロージョギングに。その日は、COOP(生協)経由の40分コース。蝶野正洋仕様のスェットスーツにグラスゴー・レインジャーズのタスキがけリュック。翌日もまた同じ格好で1時間コースを走った。少し体重が減ったものの、今回はなかなか血圧が下がらない。
平城ニュータウンのジョガーのなかで、わたしは一番遅いランナーにちがいない。老若男女おおくの走者がわたしを追いこしてゆく。一方、わたしはライバルたちを抜いたことがない。それでも、歩行者より速い。常識にしたがって、歩行者のスピードが時速4キロだとすれば、わたしのスロージョギングは時速6キロぐらいだろうと推測している。
スロージョギングだけで体重が大きく減ることはない。ただし、走ると血液の流れがよくなるので、血圧は下がる(はずだ)。体全体に怠さが消えてゆく。しかし、この週末はそういう効能があらわれなかった。深夜にブログなど書かなければ、もっと体調は良くなるし、体重減にも貢献するかもしれない。しかし、雑文書きは何にも代え難い趣味であり、病気なのである。
それに、就職した息子が東京での2週間の研修を終えて、帰ってきた。「大阪支店の勤務になった」と喜んでいる。まぁ、祝いだ。押熊のパオというレストランで、チーズドフォンデューとパスタとピザで乾杯!
マッカランの12年をリストに発見し、ストレートで注文した。コップに40%ばかり注いである。ダブルのダブルと言ったところだ。食後酒にこの量はないだろう。さすがのわたしもこの分量はきつく、途中から娘の炭酸水をとりあげてハイボールにした。なかなか美味い。ストレートに手をつけなかった息子と配偶者も味見しつつ「美味い」と言って助けてくれた。帰宅後、しばらく横になっていたのだが、こういう時に飲酒すると、血圧は下がらない。おかげで、パソコンを開く気になれない。授業の準備がまったくできないまま週末を終えた。明日は三徳山の登山だ・・大丈夫だろうか。
もう寝ます。
- 2012/04/17(火) 03:45:26|
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