
感無量です。
いま調べてみたところ、茶室で
最後のバーベQを開催したのは2008年の7月下旬までさかのぼる。プロジェクト研究1&3「魔法の山」の打ち上げであった。そのころ、岡垣・今城・木村・福井(5期生)が4年生で、きっかわ嬢はまだ2年生。タクヲもまだ大学に戻っていない。修士課程のホカノ(2期生)が3年目で、「魔法の山」のメンバーを久松山に連れていって、広葉樹やシダの葉を採集したり、カスミサンショウウオの幼生を捕獲したりした。主人公の少女はシータ、懐かしいプロ研である。
あれからまったくバーベQをしていないわけではない。昨年は「医食同源」プロジェクトでバーベQを2回やった。豪勢極まりないバーベQだったが、あれは会場となったO家の主催であり、開催したというよりも、開催していただいた、という言い方が似合っている。

公立大学の1期生にバーベQを請われて思いつく会場は「廃材でつくる茶室」しかなかった。既報のとおり、ゼミ時間を利用して2度応急的な茶室の手当(修理・修復というほどのものではない)をして、27日(金)の夕刻に臨んだ。
ごらんのとおりの賑わいである。 わたしが現場に辿り着いたとき、すでにして、2台の焜炉のまわりに学生が溢れていた。知らない女子大生がいっぱいいる。チューター学生の友だち、あるいは友だちの友だちが続々やってきたらしい。総勢30名近い学生や教師が茶室まわりではしゃぎ続けた。肉が足るはずもなく、リーダーに1万円札を追加でわたした。リーダーはものすごい量の焼きそばの材料を買って帰ってきた。
茶室の案内や説明はなにもしなかった。三々五々、学生たちがあがりこんでいく。最後のほうでは、畳にゲロするヤツまであらわれたが、ゲロを拭いた新聞紙は焜炉で焼き、滅失させた。



最近、気持ちが前向きになってきている。自分のことを「まるで土佐藩の長宗我部だな」と自嘲しつつあった時運がどこかで反転し始めているような、それが錯覚にしても、心臓を通る風がときに清々しい。学生の数が増えたことが、まちがいなく大学を変えている。
びっくりするほど給料が減って、目が点になってしまったが、それより大事なものを取り戻しつつあるのかもしれない。たかがバーベQ、夜遊びを減らせば安いモノではないか。


- 2012/05/02(水) 23:48:11|
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