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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

鬼は外、仏は内に

かつて、正面に座っている女の子から
  「ねぇ、もう一杯いただいていいかしら?」
と訊ねられ、お金も権限もないノビタが、クールな顔をして
  「あぁ、いいですよ」
とキザな太い声で答えるのを、対面席から唖然として眺めていた。スナックの閉店は15分後に迫っているのに、ノビタは、信じられないぐらい落ち着いていて、余裕たっぷり。人のお金で遊ぶ術をよく知っている。そのノビタが
  「今日は、今日だけは、勘弁してください」
と言って断るのだ。
  「なぁ、これから飛鳥行って、MOM行って、それからササが捜してきたおもしろいバーがあるからさ、3軒ハシゴして3時か4時まで飲み明かそうぜ、なぁ、いつものとおりお金はぜんぶおれが払うからさ・・・」
と誘うにも拘わらず、煙たそうに怪訝な顔をして、短い首を頑として縦にふらない。

 なぜかというと、今日は卒業研究の〆切日なのです。どうあがいても間に合うはずもないのだけれども、わずか50%の達成率というホカノを筆頭に、一群の学生諸君は、演習室に閉じこもってユンケル三昧の日々を送ってきた。
 で、なんとか検閲を通過したのは、卒業設計組のキム、社長、利蔵の3名のみ。この3名にしたって、これから手直しをさんざんおこなわないと、まともな作品にレベル・アップしないのだが、Y.ジーコに至っては「屏風」の出来が悪いので、
  「側の2枚を作りなおせ!」
と指示したところ、むっとした顔をして、ずいぶん口ごたえしてくるから、
  「おまえの屏風は2枚が唐辛子をまぶした草加煎餅で、2枚がストロベリー・ケーキだから、一緒に食べるとまずいんだよ」、
と毒づいてやった。ちなみに、Y.ジーコは御菓子屋さんに就職するのです。我ながら、ひどい教師だと思う。

20060201011432.jpg


 論文組は沈没寸前? こういう状態なので、節分の3日前なのに鬼が出て、出来のわるい学生どもに豆を撒いた。鬼は、どういうわけか、
  「鬼はぁ、そと!」
とわめきながら、ある部屋の扉にも豆を撒いていた。赤塚不二夫のニャロメ鬼は、自分とは質の違う鬼気を感じたのかもしれない。



 卒論組も〆切をすぎた深夜1時すぎに仮製本を提出した。現状では、昨年のタクオ「河本家」や岡村「茶室」に匹敵するレベルの作品・論文がみられない。内容は十分魅力的なので、説得力ある構成やプレゼンにむけて向上させてほしいものだ。
  1. 2006/01/31(火) 23:33:03|
  2. 研究室|
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