ユーロ2004を制したギリシアは、カウンター・サッカーに徹して勝利を積み重ねた。敵を自陣に誘い込んでから猛烈なプレッシャーをかけてボールを奪い攻撃を仕掛ける。この堅守速攻に加え、プレースキックからのヘッド・シュートが伝家の宝刀のようによく決まった。今日のギリシアは別のチームだった。昨年の主力が数人欠けているとのことだが、それにしてもプレスが弱すぎる。パスサッカーを信条とする日本の中盤は自由自在にゲームを支配した。長身のFWが多いのにヘッドで勝てないのは、MFの配球が悪いからだろう。敵にカリミか中村俊輔がいたら、形成逆転だったかも? 名将レーハーゲルも、少し早く動きすぎたのではないか。今日の采配は、あきらかにジーコに軍配があがった。レーハーゲルは日本をなめていたのかもしれない。日本を分析していない。つまり、日本の弱点を見抜いていない。アレックスの裏を徹底的につけば、日本の4バックは必ず混乱する。それだけのサイドアタッカーがギリシアにはいなかった。今日は日本の完勝だった。大黒様のキャラと嗅覚に脱帽。チームで浮いているという中田英寿も、大黒とは相性がいいような気がする。
data: 日本1-0ギリシア@コンフェデ杯予選
- 2005/06/20(月) 03:39:57|
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