わたしにとって最初の「500マイル」はブラザース・フォアだった。小学生のころ、兄のLPで聴いた。ものすごく良い曲だと思った。これこそがフォークです。その後、PPMやジョーン・バエズや坂庭省悟などの歌う「500マイル」を聴いて、どれもこれも素晴らしいと思っていたのだが、まさか石原裕次郎まで歌っているとは。1966年の録音です。裕次郎の「500マイル」は英語の歌詞だけでなく、日本語の訳詞も含んでいる。幽かな記憶ではあるけれども、「500マイル」の和訳詞には、
中川イサトと忌野清志郎のものがあって、坂庭は前者、松たかこは後者の詞だったはずだ。
裕次郎の「500マイル」はだれが訳したものだろうか。とてもシンプルでこなれた歌詞になっている。アレンジもいいね。ギターはアコギではなく、ナイロン弦のガットギターだと思われるが、エンディングをブルースっぽくしているところがおもしろい。
若き日のブラザースフォー。楽器の編成に注目してください。左から4弦テナーギター(リードをとっている)、バンジョー、6弦ギター、ウッドベース。曲は「500マイル」「風は激しく」「七つの水仙」。カントリーに流れ過ぎてなくて、フォークの正統っていうところがいいね。バンドは楽器の腕前よりも、コーラスが肝ですね。
これはいつごろのブラザースフォーだろうか。おそらく2名はメンバーが替わっている。「トライ・トゥ・リメンバー」は名曲中の名曲ですね。ここ十年以内、どこかのCMで使われたはずです。
- 2021/05/03(月) 01:30:30|
- 音楽|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0