伊丹からバスの時刻をチェックすると、1時間近くも待ち時間があったので、梅田に出ることにした。久しぶりに馴染みのバール(立ち飲み居酒屋)を冷やかしたら、ブラックニッカのハイボールがあまりにも美味いので、おかわりして3杯も飲んでしまった。いや、大阪はいい。
奈良に帰宅しても、ほろ酔いが引いているはずもなく、ソファでぐうぐう鼾をかいて爆睡。目覚めてメールチェックしたら、卒論組の梗概データが届いていた。こいつは大変だと、眠い目をこすり、明け方まで原稿のチェックをした。驚いたことに、ホカノの梗概が出色の出来映えで、それをメールで伝えたのだが、わたしに誉められるという経験がほとんどないから、ホカノはさぞかし気味が悪かったことだろう。ところで、どうでもいいことなんだけれども、明け方まで論文を読んだおかげで、トリノ・オリンピックの開会式をライブでみることができた、というのは真っ赤な嘘で、視線はパソコンに釘付けだから、TVの音声だけを聞いていたのだが、最後の真っ赤なフェラーリが氷上をくるくる回転するシーンだけは画面に視線を奪われてしまった。
夕方になって、学生たちの修正梗概データがまたどっと送信されてきた。〆切直前の攻防である。それにしても、みんな熱心だ。ねばり強い。こういう忙しさは大歓迎である。たとえ自分の論文が書けなくとも、自分の時間がなくなっても、熱心な学生の論文指導は苦にならない。教育とは偉大な仕事である。
- 2006/02/11(土) 22:02:53|
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