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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

酬恩庵と心傳庵

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 スリランカに出発する3月23日、奈文研の古環境研究室が一休寺虎丘庵の年輪測定をおこなっていた。前にも述べたように、M室長はわたしの郷里の先輩であり、虎丘庵の修理に携わる数寄屋研究所「心傳庵」では1期生の岡村が見習い修行をしている。もし、海外出張が入っていなかったら、わたしも調査に立ち会うべきところだが、それが叶わなかったので、帰国後、さっそく成田空港から古環境研究室に電話をいれてみた。M室長によると、まだ年代測定の結果はでていないとのことであった。なにしろ、日本で唯一の年輪年代測定の研究室だから、依頼されている仕事はおびただしい量であり、どこもかしこも順番待ちの状態なのである。
 一方、卒業した木津高校野球部のピエールと社長のことも気になっていた。二人とも奈良自宅の近所に住んでいて、いつも鳥取と奈良の往復に車を出してもらっていたので、スリランカで紅茶をお土産に買って帰ったのだが、メールを入れてみたところ、なんとピエールは鳥取に向かう車中であった。「やり残した仕事がある」のだという。28日の深夜にブログをあげているから、そのあたりまで鳥取にいたのか、あるいは京都でブログを上げたのか知らないが、就職先に初出勤は3日だから、なんともせわしいことである。一方の宮本からは「一応、時間は空いています」との返事があったので、昼過ぎに家まで来てもらい、ついでに一休寺経由で岡村の仕事場を訪ねることにした。
 
 岡村には昨夜メールで連絡をとっていたのだが、まさか今日わたしたちが数寄屋研究所「心傳庵」を訪れるとは思っていなかったようで、突然の来訪に驚いていた。とりあえず、K棟梁に挨拶をして、M室長のコメントをお伝えした。それから、京田辺の喫茶店に岡村を連れていった。仕事を抜けさせるわけだから、時間が気になって仕方なかったのだが、当の本人は
  「まだ、大丈夫ですよ」
と暢気なもので、加工場に戻ろうとしない。仕事はやはりしんどいらしく、とりわけ薄給がいちばんの悩みの種らしい。ピエールの職場に1年早く入ったTYさんが、コンピュータを買ったことに衝撃を受け、うらやましがっていた。
 職人に途はけわしい。

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 京田辺市薪に境内を構える酬恩庵一休寺は、元の名を妙勝寺といい、唐で臨済禅を学んだ大応国師が帰国後創建した古刹である。一休は六代めの法孫にあたり、荒廃していた伽藍を復興し、境内に酬恩庵を構えた。今では、妙勝寺と酬恩庵をあわせて一休寺と通称されている。参道に近い側に方丈、庫裡、虎丘庵(書院)、遠い側に小振りの本堂と開山堂を配す。墓地には寸松庵(佐久間象眼)など著名人の墓が並んでいる。

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  1. 2006/03/31(金) 20:57:28|
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