昨日につづき快晴の一日。桜も満開で、そろそろ自転車通学を再開したいところなんだけれども、週末は奈良にもどることに決めていたので、車で大学に向かった。そういえば、途中、福祉文化会館によって市長選の期日前投票をおこなった。無風選挙とも言われているが、必ずしもそうではないことを昨夜、あるブンヤから教示されたので、とりあえず投票所に足を運んだのである。
さて、今年度から「鳥取学」という人間形成科目のコーディネーターを担当することになっていて、来週はそのオリエンテーションの授業が入っているから、資料をあつめた。というよりも、2~3月に買いあさっていた郷土関係の書籍をバッグに詰めただけなのだが、なにぶん部屋が汚い、というか整理されていないので、せっかく買っておいた資料がどこに行ったのか、うろうろするばかり。
そのまま車で久しぶりに峠越えしようかとも思ったのだが、自転車にのっていない自分の体力を過信してはいけない、と判断し、スーパーはくとを利用することにした。スーパーはくとの出発時間は午後3時半で、時間に余裕があったから、今日もまた「たかや」に行って蕎麦を食べた。今日はおろし蕎麦の大盛り。京都の辛み大根に匹敵する辛さで、胃腸をおおいに洗浄してくれた。

この3月までなら、西垣くんが郡家(こうげ)駅まで送ってくれたが、大学の演習室にはだれもいない。いったいどうしたものか、いちど帰宅してバスで鳥取駅に移動しようか、とも思ったのだが、郡家駅の駐車場利用システムを思い出した(2005年12月12日のブログ参照)。さっそく郡家駅に行って、窓口で訊いてみた。利用規程は以下のとおり。
1)駐車場利用の申請は、前日までにおこなう。
2)駐車場を利用するには、特急の往復指定券を購入する必要があるが、その利用期間は4日間以内。
3)往復指定券は、往・復を別々に購入するのに比べて約2000円安い。
したがって、昨日までに往復の切符を買い、駐車場の予約をしておく必要があったのだが、さいわい駐車場が2台分あいていたので、使わせていただけるという。迷ったのは、むしろ2)の規定であった。授業は水曜日からだから、火曜日まで奈良にいることもできるのだが、4日以内という限定に従うならば、月曜日中に帰鳥しなければならない。しかし、3)の格安割引には魅力があり、今回はこのシステムにのっかかることにした。
出発時刻まで小1時間ばかり余裕があったので、桜をみれないものかと、河原方面までドライブした。霊石山と千代川の景観、すなわち幼少のわたしが馴染んだふるさとの風景に包まれ、少し心が穏やかになった。天候さえよければ、こんなに気持ちがいい。雨には雨の、雪には雪の良さがあるとはいえ、この澄んだ青空を長く待ちわびていた。
列車に乗ると、すぐ眠ってしまった。恥ずかしいことだけれど、2度も揺り起こされた。一度目は車掌さんだった。
「姫路に着きますが、降りられませんか」
つぎはお客さんにだった。
「京都に着きましたよ」
近鉄高の原駅には、ワイフが迎えに来てくれた。3日ぶりのご対面で、
「今日もゆららに行こうね」
と約束したはずなのに、夕食後も爆睡。
やはり疲れている。今週の疲れは、肉体的なものではなく、あきらかに精神的なものだ。ブログには書くに書けない、大きなうねりが身のまわりでおきていて、それはひょっとしたら「革命」と呼びうるような出来事なのだが、それに神経をすり減らしていた。
スウィフトで峠越えしなかったのは、正しい選択であった。
- 2006/04/07(金) 23:34:37|
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