本日の3・4年ゼミ(プロジェクト研究5&7)は、当初、鹿野から倉吉をめざす予定であったが、県教委からの電話があり、急遽、湯梨浜町宇野の尾崎家住宅に立ち寄ることになった。今年度の調査をできるだけ早くスタートさせたいという御願いをするためだが、ご夫妻からは、5月はなにかとせわしいので、できれば6月から始めてほしいとのご指示をうけた。今年度の調査は、おもに8棟の土蔵が中心となる。
今回、学生の目をひいたのは、イロリ上の天井から壁にもたれかけてあった自在鉤である。昨日、加藤家の屋根裏で古い自在鉤を発見したばかりで、その復元を決心したばかりだから、チームリーダーのOくんは目を輝かせて自在鉤を観察していた。ちなみに、尾崎家のイロリは薪ではなく、炭を使うタイプで框の幅がひろい。天井が高いので、自在鉤を吊す竹も長いが、構造は加藤家とほぼ同じであった。

↑尾崎家の自在鉤 ↓加藤家の自在鉤

夕暮れから鹿野、倉吉をまわった。最後は、いつものように鯛焼きを食べ、清水庵でもちしゃぶ定食をたいらげた。そこで、倉吉の重鎮・眞田さんとばったり。調子にのっておしゃべりし、
「やぁやぁ、それじゃぁ、また・・・」
と上機嫌で店を出たら、代金を払っていないことに気がついた。
ごちそうさまでした。

昨年、ノビタがブログにデビューした想い出のカーブ・ミラー。
- 2006/04/28(金) 23:06:53|
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